「日本が世界の真ん中で輝いた年になった」なんて! 香山先生~、安倍首相の頭をパッカーンと割って… | 野良猫の目

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首相は記者団に「日本が世界の真ん中で輝いた年になった」と今年を振り返ったそうです。

こういう発想はどこからきたのでしょう。 

 

この記事を読んで最初に浮かんだのがこんな言葉でした。

○ 香山リカ先生~ アベ首相の頭を精神分析的にパッカーンと割って、みんなに見せてくださぁ~い。

 

私からすれば、日本という国の政府の異常さと、国際社会で凋落ぶりを国際社会に知らしめた年であると感じています。国連総会でアベ首相が演説した際のガラガラの会場の光景はこのことを如実に語っているでしょう。

 

もしかすると、この人は、自分にとって好ましくない情報は一切遮断するという能力、そして、自分の妄想を現実と思い込むという特殊な能力を兼ね備えているのでしょうか。そうでなければ、このようなふざけた発言が出るわけがありません。そこで「香山リカ先生~……」と出てきてしまったのです。

 

 

○ 自己陶酔の仮想世界に生きる安倍首相?

第2次アベ政権になって最初の頃、舞台俳優の台詞を聞いているような印象をもったことがありました。最初、これがこの人の“話法”だと思って「こりゃ手強いぞ」と感じていましたが、どうもそうではなかったようです。

 

アベ首相は、彼の側近が作った脚本を演じることにより、自分自身が自己陶酔し、役柄の人格になりきっているように見えるのです。そうでなければ、プーチン大統領の前で、あのような恥ずかしい演説はできないでしょう。

彼は、“舞台上の政治の世界”の支配者となり、森羅万象を司っていると信じ、その万能感に酔い痴れています。おそらく、彼の口からでることで「一億総活躍社会」、「地方創生」、「女性活躍・女性が輝く社会」などなど、といった実態を伴わない美辞麗句が現実のことになると信じているのだと思います。そして、官僚が捏造した報告で、世の中が実際にそうなったと信じこんでいるのでしょう。あの躊躇するころのない“嘘っぱちトーク”からはそうとしか思えません。

 

 

○ 財界は、アベ首相を利用しているだけ! 本音ではアベノミクスなんて信用していない。

アベ首相のそんな資質を見抜いた財界、自称有識者や不埒な官僚達が、この流れに乗って、取れるものを取った者が勝ち」とばかりに、“美しい脚本”を持ち込みます。世間でもてはやされている経済用語を盛り込み、改ざんされたデータ、でっち上げのヒヤリング記録、これらを裏付けとして作られる誤謬にまみれた利権がらみの有識者会議の報告書……。こうして、現場の実態を無視した政策が立案され、彼らは、ばっちりと“脚本料”をせしめるのです。それを最終的に負担するのは言うまでもなく一般の国民です。

 

そして、捏造され、改竄され、不当に廃棄される行政文書、経過が記録されない内閣府がらみの意思決定。官僚達が忖度により、アベ首相が満足する結果が出るようにねじ曲げられた統計方式を基に作られた政策評価があります。こういったものは、今後、確実に負の“遺産”となって、産業と国民の上にのしかかってくるでしょう。アベ政権の後継政権は、安倍政権下で喰い散らかされた行政組織のなかで苦しむことになるような気がします。

産業界は決して口には出しませんが、企業の莫大な内部留保は、このようなことを背景に遠からず引き起こされる社会崩壊に備えるためのものではないかと勘ぐっています。

 

……と言うのも、かつてのバブル期の中で、私が勤務していた本社の連中は、「今の好景気が続くわけがない。必ず不景気がくる。今の景気に浮かれていてはいけない。」といって、“新聞広告媒体の利用”などリスクの高い販売手法に警鐘を鳴らす一方で、内部留保の必要性を議論していました。今、そのときと同じ“臭い”がするのです。企業は、本音ではアベノミクスを信用してはいないのだと思います。

 

 

○ アベ劇場から外に出てみませんか?

アベ信者達もまた、この脚本の世界に浸って生きているのかもしれません。“希望に満ちた未来を謳う演劇”の世界で、聞こえの良い言葉を聴き、“幻影に過ぎない期待(錯覚)”を膨らませます(高校生の頃に参加した創価学会の座談会を思い出します。)。そして、観客が現実に目が覚めそうになったとき、彼は言います。

まだ、劇の途中。これからもっと面白くなる。(=まだ道半ば。成果がでるのかこれからだ。)」、(……これって、投資詐欺の手法そのものじゃないですか?)

 

期待を込めてアベ劇場を見ている方、一度劇場の外に出て、現実の社会を見てみませんか?

○ あなたの生活は今までより良くなっていすか。将来の自分の姿は、鏡に映る今の自分より、暮らし向きが良くなっていると思いますか。

あなたがいわゆる上級国民でなければ、現実の生活は、変わらないどころか悪くなっているはずです。そして、将来の生活も……。

 

 

○ 最後に、八つ当たりですが……

 

吉本興業がアベシンゾウを若いうちにひっぱって、

一人前の芸人に育てておいてくれたら、

日本の政治はこんなに酷くならなかったんだ!