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秋元議員の収賄疑惑を報道で知ったときから、頭の中の“胡散臭いランプ”が消えません。IR法の成立にあれだけ“貢献”した秋元議員が……、カネを巡るスキャンダルまみれのアベ政権で、なぜ秋元議員だけが……。
何か、わざとらしいのです。そこで、「もしかしたら、こういうことだったんじゃないの」という仮想のストーリーを組み立ててみました。
○ 結局は、トランプの指図があったのではないか?
IRについては、アメリカのカジノ利権の標的にされていたのは、いろいろな報道から、「周知の事実」と言って良いでしょう。そこに図々しくも中国が割り込もうとした。
IR法を委員会で強行採決した秋元議員は、金銭問題に寛容なアベ首相を見てきたわけですから、迂闊にも「これぐらいは、やっても良いんじゃないか」と考えたのではないでしょうか。
アメリカのカジノ利権側は、当然中国の動きもウォッチしているでしょから、これが中国と対立するアメリカ利権の逆鱗に触れ、トランプ大統領の筋から安倍首相にコンプレインが入った、……という筋書きが頭に浮かびます。アメリカは、こういうことを平気でやる国です。
○ 秋元議員は格好の生け贄、逮捕は国民のガス抜きを狙ったもの?
政権を巡る贈収賄事件に一向に動こうとしない検察、山口敬之への逮捕状を握りつぶした検察、これらの“何もしない検察”に対する庶民の批判は高まっていると思います。これをなだめるには、秋元議員の収賄事件は、アベ政権にとって“お手頃な物件”なのだろうと思います。アメリカ側のカジノ利権を守り、国内向けには検察批判のガス抜きができる。アベ首相にとっては一石二鳥でしょう。検察もこれには乗るでしょう。
メディアでは、検察が秋元事件を「巨悪へ手をつける端緒」とするかのように期待する報道もありますが、見当違いでしょう。私には、適当なタイミングで秋元事件に決着をつけて、一連の検察問題にはダンマリを決め込む、というストーリーが見えてきます。
12月26日に首相は検察の幹部達と会食をしたと報じられています。差し詰め“ご苦労さん会”といった所ではないでしょうか。
○ 官僚の皆さん、次はあなた方の番です。
桜を見る会事件で見られるように、これから先、官僚に対する批判が高まれば、次は官僚を生け贄にするでしょう。アベ首相はきっとこう言うでしょう。
「私がそのような指示をしたことはない。今回の担当職員の対応は、極めて不適切であり、遺憾である。」
こうして、またもや官僚から自殺者がでます。
官僚の皆さん、あなたは最後まで自分の尊厳を守り抜きますか。それとも悪魔に魂を売りますか。そして、あなた自身の命も!