<秘密結社フリーメーソンとは?>
世界各地にロッジと呼ばれる支部を持つ大規模な秘密結社。
フリーメーソンの起源は、『フリーストーン』と呼ばれる軟質の砂岩や石灰岩に加工を施す技術を習得した腕の良い石工(メーソン)という意味を示すといわれる。
11~13世紀頃、熟練工としてヨーロッパ各地の建築現場を転々としていた彼らは、ロッジ(集会所)に集まり、同業者間で情報や技術を交換しあった。
この研修センター兼社交場の役割を果たした組織が、フリーメーソンの始まりとされる。16~18世紀にかけてスコットランドで発展を遂げたこの初期の同業者組合は、後の思索的メーソンと対比する意味で、実践的メーソンと呼ばれる。
このような実務的な石工の職人団体であったフリーメーソンが、その姿を歴史上に現し、注目を集めるようになったのは、1717年のイギリス・ロンドンでのグランド・ロッジ発足の時点からである。
イギリスでは、それまでの石工職人たち(実践的メーソン)に代わり、建築に直接関係のない貴族、紳士、知識人たちが、積極的にメーソンに加入するようになった(思索的メーソン)。
当時の支配体制に不満を持っていた彼らは、メーソンの新しい自由思想に共鳴し、国境を越えた理想郷の実現を夢見ていたのだ。
このような思索的メーソンが主導権を握るようになり、メーソンは職人団体から次第に友愛団体へと変貌を遂げる。そして1722年、長老派教会の牧師ジェームズ・アンダーソンによって「フリーメーソン憲章」が制定され、近代的フリーメーソンの基礎はほぼ完成する。
友愛団体に変貌したメーソンは、商業や文化のネットワークを通じて、英国からヨーロッパ諸国、ロシア、アメリカ大陸、さらにはアフリカやアジアの植民地にまで広がっていった。
会員であれば相互に助け合うというフリーメーソンは、民間人を対象とする国際的な互助組織がない時代には非常に重宝されたのである。
だが当時は、絶対王政から啓蒙君主、市民革命へと政治的な激動の時代でもあった。
特定 の宗教を持たずに自由博愛の思想を掲げるフリーメーソンは、時の権力者やローマカトリック教会などに危険視された。
しかし、そのような弾圧にも関わらず、フリーメーソンの自由思想は、フランス革命やアメリカの独立戦争などにも受け継がれていく。
ちなみにニューヨークの自由の女神像は、 フランス系メーソンに贈られたプレゼントといわれる。
フリーメーソンには、グノーシス派の影響、神秘主義に彩られた儀式、 シンボルマーク「プロビデンスの目」など、 バヴァリア・イルミナティの痕跡が随所に見られる。
そのため、イルミナティを育んだ母体として、古今東西の陰謀論者たちの注目を集めつづけているのだ。
実際イルミナティ幹部の多くもフリーメーソンだったり、ピラミッド型のシステムがイルミナティに似ている。
だが、フリーメーソンの会員すべてが国際犯罪人ではない。
<フリーメーソンの会員だった歴史上で有名な人物>
・ ゲーテ (ドイツの文豪)
・ モーツァルト (作曲家・演奏家)
・ カーネル・サンダース (ケンタッキー・フライドチキン)
・ 坂本竜馬 (幕末の志士)
・ ダグラス・マッカーサー (日本を占領した連合国軍最高司令官)
・ 鳩山一郎 (元日本の総理大臣)
・ 鳩山由紀夫 (元日本の総理大臣。
また、日本の政治家の大半はフリーメーソンの会員だったり、アメリカ・ヨーロッパ・他国に金を貢いで日本を売り渡していると言われる)
・ ジェイコブ・ロスチャイルド (イルミナティ幹部)
・ デビッド・ロックフェラー (イルミナティ幹部)
・ アメリカ大統領ほぼ全員
(※パパ・ブッシュは、イルミナティ幹部。ナチス残党の総統)
・ ニコラ・サルコジ (元フランス大統領)