ここ最近、パソコンのメンテナンスや、SSD換装のご依頼をいただきます。
こちらのノートパソコンは、急に電源が入らなくなったということで、
ご相談をいただいたのですが、診断をしたところ、特に問題はありませんでした。
しかし、パソコンの動作が遅かったり、未だにWindows7だったりしたので、
チョイ、グレードアップしようかということで、分解しております。
PCの内部の清掃も兼ねておりますが、やりたいことっていうのは、
CPUの交換です。
今でこそ、ノートパソコンのCPUはハンダで取り付けてあって、交換はできませんが、
その昔は、ソケットになっていて交換ができるようになっていました。
その分、パソコンも厚くなってしまってるのですが。
このパソコンに装着されていたCPUは、Intelの中でもイチバン下のグレードであるCELERONでした。
これでは、今後使い続けるのはツライだろうと、そのソケットに見合う手持ちのCPUで、
イチバン良い物に差し替えました。もちろん、SSDに換装もしております。
これで、少なくとも2025年10月までは、使い続けられるのではないかと思います。
さて、もうひとうのノートパソコンをご紹介。
こちらは、3年ほど前に納品させていただいたモノですが、
この頃は、まだSSDが主流じゃなかったので、CPUやメモリスペックで選定させていただきました。
しかし、やはりストレージがHDDですと年を経るにつれ、動作が遅くなってしまい、
いよいよということで、ご相談いただきました。
また、あわせてストレージの容量アップも望まれていました。
もともと装着されていたHDDは500GBのモノでしたので、
これを、1TBのSSDに換装することにしました。
となれば、ソフトウェアでクローンをすることなく、
ハードウェアでクローンを行います。
容量の大きいものから小さいモノへ換装するのは、色々と大変だったりするのですが、
小さいものから大きいものへの換装は、却って簡単なんですよね。
換装後は、使われていない領域を拡張してやります。
拡張しない術として、パーティーションを分けて、新たにドライブを構築することもできますが、
それはあまり意味がないんじゃないかということで、Cドライブを大きくすることにしました。
個人的には、その昔盛んにやっていたんですが、
結局、そのストレージが壊れてしまっては、いくらパーティーションを分けたところで一緒ですからね。
何か意味があるんだろうか?と思ったことがあります。
これで、このパソコンもあと4年は使えるようになったかと思います。
ちなみに、CPUは第7世代ですから、将来的にWindows11にして、引き続き使えるかな?と思います。
個人的にはね、OSが対応しないからといって、ぽんぽん買い替えるってのもどうかなと思います。
だって、まだ使えるんだし、使い続けなければならない理由もあるわけですからね。
環境に優しくない、パソコン業界。
私は、そこに抵抗し続けたいと思います。