本日は、液晶交換のご依頼です。
昨年発売されたDELLのノートパソコンで、液晶がまあご覧の有様で
交換して欲しいとのご依頼をいただきました。
いつもなら、そのままの状態でベゼルを取り払ってやるのですが、
パソコンを開くとヒンジが本体の下へ潜り込むデザインだったので、
上半身だけ外して作業するようにします。なので、まずは裏ぶたを外します。
ヒンジのネジを外して、上半身を取り出しました。
見たところネジはありません。
ということは、ベゼルはツメで留まっているのではないかということで、
液晶とベゼルの間に爪を立てて外していきます。
外していくと言うよりも、剥がしていくという表現の方が正しいですかね?
強力な両面テープで接着されてますから、これを拭いながら外します。
ただ、下手するとベゼルが割れてしまいますので、慎重にやります。
そして、次の問題は液晶でした。
これは、更に強力な両面テープでシャーシに貼り付けられており、取り外すのに苦労しました。
ぶっちゃけ、力技です。そもそもの液晶は割れているわけですから、
そのパネルが曲がろうが、割れようがお構いなしです。
剥がしていく、その言葉の通りです。
最近のノートパソコンは、
薄くなっていく一方で、ネジで留めなくなってます。
つまり、修理しにくくなっているわけですわ。
そして結果、写真の様になりました。
こちらが交換する新しい液晶です。
パーツは簡単に(?)手に入るんですけどねぇ・・・。
そして本日のデリケートゾーン(笑)
あっ、作業するときにバッテリーは外してます。
以前、バッテリーを付けたまま交換しようとしたら、火花がでたので(;^ω^)
無事に交換完了です。
ベゼルを元に返して、組み立てていきます。
緊張の一瞬は、成功でした!
ここで、電源が入らないとか、液晶が写らないとか、ホンマに青ざめます。
しかし、無事に表示されてほっとしました。
あとついでに、パソコンを開いたら勝手に電源が入るってのも無効にしました。
これはどうも海外パソコンでは標準の機能かもしれまえんな。
ってか、余計なことをと思います。
お客様に返却したときに、この話をしたら「ありがとうございます!」と感謝されました。
結局ね、自分が嫌だなーって思ったこと余計なお世話かも知れないけど、
是正してあげると、案外喜んでもらえるモノなのよ。
そして、こういう気遣いって、フツーのお店じゃできないと思うのよね。
そーゆーのが私の強みってわけですわな。