メンテナンスを考えて | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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やあ、またお目にかかりましたねぇ、富士通君。

 

 

今までと毛色の違う富士通のノートパソコン。

どうも法人向けに販売されたモデルのようです。

 

『Windowsが起動しない!』ということで、お預かりしましたが、

どうにもHDDが死にかけている様でした。

 

ひょっとしたら、まだ何とかデータが取り出せるかもしてない。

というわけで、HDDを取り出そうと試みるのですが・・・。

 

 

どうですか、このネジの量

他のメーカー、あまつさえ頑丈で有名なパナソニックのレッツノートでさえ、

ここまでネジを外すことはありません。

しかも、ネジ一本一本を見ると、ノートパソコン用途とは思えない程太くて長い。

かなり苦労しました。

 

 

まずは、ひっくり返して見えるところのネジを外していくのですが、

これだけで20本近くあるんですね。

 

 

更にこれだけでは外装は外れないので、今度は表に返します。
キーボードの上のカバーを外し(これも背面からネジを外さないと外せない)・・・。

 

 

キーボードを取り除いて行きます。

 

 

そして、まだあったネジ。

 

これを外してもなお、外装は外れません。

裏ぶたではなく、こちら側から外装を外していくタイプなのですが・・・。

 

 

外装が、ディスプレイのヒンジの下にあるので、

なんと、ディスプレイも外さないと外せない(;^ω^)

 

 

なので、ディスプレイケーブルや、無線LANのアンテナケーブル、スピーカーケーブルも全部外して。

というか、ほぼ全バラしに近い・・・。

 

 

やっとHDDがお目見えです。

 

 

 

ここまでやらにゃHDDが取り出せないなんて、どんな設計しているんだと・・・。

HDDを守るという名目かもしれませんが、だったらまだパナソニックの方がよく考えていると思います。

 

 

取り出したHDDの方は、そのままでは読み込めなかったので、

強引にクローンをかけます。エラーがあってもクローンしてくれるこの機械。

メッチャ役に立ってます(笑)

 

 

その間に、ノートパソコンにSSDを装着。

そして、ここにも罠が・・・

 

 

このフラットケーブル。

マザーボードと光学ドライブの橋渡しをするもの。

これを忘れていると、光学ドライブが使えない!

 

というか、わざわざストレージを中心に配置してこんなことする必要があったのだろうか・・・。

 

 

クローンが完了したら、それをパソコンに繋いで、データをサルベージ。

何とか無事に読み込むことができたので安心しました。

 

このあと、パソコンにOSやソフトを再インストール。

データを元に戻して修理完了です。

 

ここまで作業に要した時間はひと晩。
お客様も、パソコン(&データ)がないと仕事にならないので、
大変喜んでいただきました。
 
ご用命ありがとうございました。