「キーボードを直してくれませんか?」
という変わった依頼をいただきまして・・・。
いや、本来ならば買い換えた方が早いですよーなんて言ってしまうのですが、
お客さまがどうして、そのキーボードが大事なのか・・・
モノを拝見させていただいた合点がいきました。
このキーボード、ひらがなが“50音順”に並んでいるんです。
調べてみると、会計システムを開発・販売している日本ICSという会社が提供している
コンピューター(ハードウェア)で使われているキーボードみたいです。
そのキーボードの使用の中に(JIS/50音 選択)という項目がありました。
実は、このキーボードが直らなかったら、
他社製の50音順のキーボードでもあてがおうとしていました。
調べてみるとあったんですよ、外にも50音順のキーボードが。
ところが、その50音順キーボードと、日本ICSのキーボードでは、
ひらがなの並びが違うんですね。
だから、仮にそれをあてがっても使いものにならないと。
お客さま曰く、
キーボードで反応したり、反応しなかったりするキーがあるということでしたので、
バラしてみて、キーの接触部分をクリーニングしていきます。
キーを外すとゴムのボタンなのがたくさんついたシートが。
この下に、接触を感知するシートがあります。
原理としては、ファミコンのコントローラーと同じです。
なので、このシートも剥がして、
そのしたのシートをアルコールで拭いてクリーニングします。
そういえば、経営破綻した武富士も
50音順のキーボードを特注で作らせて社員に使わせていたみたいですね。
そんな事を思い出しながら、作業をしてました。
作業後、お試しいただいて無事症状が改善されたようで良かったです。
ご用命ありがとうございました。