この日は、旧住居の荷物の撤去と共に、部屋の簡単な掃除も行いました。
自分の家のシンボルとなった、ステッカーもはがしていきます。
あまり公開してなかった屋根裏部屋。
ロリィタ衣装や、マンガもたくさん保管してありました。
そして、自分の部屋。
実は和室だったんですよね。
それをカーペットで隠してました。
空っぽの自分の部屋を見るのは、何というかノスタルジーを感じます。
父親が亡くなってから住み続けましたので、
期間にして6~7年ですが、寂しさを感じますね。
西岩田に居た以上の寂しさです。
あの頃は、ひとり出ていく感じでしたから、そんなに寂しさを感じなかったんでしょうな。
でも、今回はみんな出ていくわけですから、余計に寂しさを感じてしまうんでしょうね。
生まれてからずーっと借家暮らしでした。
なので、『自分の家を持つ』というのは、父親からの夢だったんですよ。
父親は一度だけ、家を持つチャンスがあったのですが、
それは分譲マンションだったことと、私が転校しなければならないこと、
そして、何よりもおっかさんが反対したことで、その機会は流れてしまいました。
それ以降は、家を持つチャンスに恵まれず、私に持ち越されることに。
そんな私も、勤め人生活が3年と保たず、以て住宅ローンなど夢のまた夢。
父親は何度も『家を買え』って言ってましたけどね、
ローンが組めなければ買うこともできないわけで、
結局そのハナシは流れたまま、父親は亡くなりました。
なので、家を買うというのは、父親にとっては悲願のではないかと思います。
それがね、亡くなってから実現することができたのは、チョイと遅きに失した感がありますが、
墓前に報告ということで、許していただけるかなと。
私も、終の棲家ができましたのでね、大事にしていきたいと思います。
なにせ、500万もかけてリフォームしたんですから(笑)