字の丁寧さと、筆記具の持ち方と、板書の量と。 | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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常に全力でバカをやり社会にとって唯一無二の存在になる。

家庭教師をやってますと、

やはり字があまりきれいでない生徒さんもいらっしゃいます。

 

「丁寧に書きなさい!」

 

と話はするんですけど、なかなか改善されません。

 

『字が汚い』というのは、実は生きていく上で色々損をしてしまいます。

 

例えば、学校の定期テストや、入試とか。

紛らわしい字は、すぐに跳ねられます。

1か7か分からない。Iかlか分からない。そもそも文字が読めない。

すべて×です。

 

授業で提出するレポートもそうですね。

文字が汚かったりしたら、そもそも読む気が起きません。

いくら本人が一生懸命やったとしても(だったら、文字はもっときれいだと思うのですが)、

読みたくないので、最低点をつけられてしまいます。

 

後は、就職の時。

日本では、まだ履歴書を手書きで出させる企業が多いです。

その時に恥をかくのは、紛れもなく本人。

文字のきれいさも、就職時の判断材料になるということを忘れてはいけないと思います。

 

 

 

だから、私もお子さんを見ていて、字がアレだったりすると、

そういうところまで心配してしまうのです。

まだ、内輪だったら何とか読む努力はしてもらえる。

しかし、外部の人間だったら、そんな努力をするぐらいだったら、

他の人のを読みますよ。だって、時間のムダですから。

 

なので、『字を丁寧に!』と言うんですけど、

もっと根本的な原因が、お子さんらにはあるようで。

 

それは、『筆記具の持ち方』。

 

だいたいが共通して、こんな持ち方をしています。

 

 

握っちゃうんですね。

 

 

この持ち方だと、指先の可動域が狭いためか、手首も使って書かないといけないので、
とても疲れやすいのではないかと思います。

 

 

正しくはこうして、つまむように。
そうすれば、指先だけで、余計な力を使わずに文字を書くことができます。

 

『文字を書くのが面倒くさい』というお子さんも時々いらっしゃいますが、

そもそも、筆記具の持ち方が悪いために、そういう気を起こさせるのではないだろうか。

すると、ますます文字を書かなくなり、汚いままになってしまう。

 

数学の計算問題で、「途中の式を書きなさい」と言っても、

なかなか書いてくれないのは、ひょっとしたら、持ち方が関わっているのかもしれません。

 

 

 

そして、もうひとつ字がきれいにならない理由。

 

それは「学校の授業で、あまり板書をしなくなった」こと。

 

私が学生の頃は、黒板を写すというのは当たり前で、

その量もハンパじゃありませんでした。

 

加えて、漢字の書き取り、英単語の書き取りなどなど、

とにかく『書かせ』てました。

 

学校もね、授業の効率化か良くわかりませんけど、

必要な事項は、すべてプリントにして、

生徒には穴埋めさせたり、線を引かせたりして、授業をやっているみたいです。

ですから、各教科ごとのノートなんて、あるんだか、ないんだか。

 

 

 

『分からなかったら書け!!』

中学時代、英語の先生の名言です。

 

そう、書かなきゃ覚えないんですよ。

本当に今は、書く量が圧倒的に少ない。

 

 

私も、筆記具の持ち方については、写真(↑)の様なのでとやかく言える立場でありませんが、

とにかく、書いて書いて書きまくりました。

 

 

そのため、薬指にタコみたいなものができてしまいましたけど。

 

しかし、だからこそ、こうして家庭教師ができるんでしょうね。

学生時代に書きまくった結果、アタマにこびりついているので、

今でも、中学生となら知識量では負けません。

 

やっぱりね、書かなきゃ覚えないっすよ。

そのためには、しっかり筆記具を持つ。

そして、丁寧に書く。

 

これが大事です。