「パソコンの動作改善」サポートをさせていただいたお客様。
ある事情で、未だにXPを使っていらっしゃいます。
そのXPに対して、動作改善の作業をさせてもらったのですが、
最初にXPをインストールしてから、8年以上経過していることもあってか、
そもそもXPが経年劣化(OSの経年劣化というのもアレですが)しているらしく、
動作改善も限界でございました。
HDDも少なからずエラーがみられ、
かといって「パソコンを買い替えるのはちょっと・・・」
ということでした。
そのパソコンがデスクトップであることと、スペックが十分であることを確認した上で、
新たにHDDを増設して、そこにWindws7をインストール。
HDDが同居状態になるから、過去のデータも旧HDDからコピーする。
また、どうしてもXPを使わなければならない場合は、旧HDDからXPを起動する。
という作業をすることになりました。
その際、お客様から「パソコンが早く動くなら『SSD』がいい!」
というご要望もあり、『SSD』を新たに増設させていただく事になりました。

『SSD』は、パソコン・パーツの中で、『HDD』と同じ役割をするのですが、
その構造上、データの読み書きがHDDよりも非常に早いということがあげられます。
んじゃ、その構造は?
というと、みなさんがよく使っているUSBメモリー。
アレの容量がデカイヤツと思っていただければ良いと思います。
また、極薄のノートパソコンやスマートフォンにもこの『SSD』が使われています。
HDDと違い、ディスクが回転するようなことがないので、衝撃にも強い。
ただ、少々値段が張るというのが難点なのですが、それを鑑みてもSSDにする価値はあると思います。
実際、導入してみてそう思いましたのでね。
ところで、OSの新規インストール。
SSDを増設したところで、パソコンが動くはずもなく、Windws7をインストールしなければならなりません。
どころが、対象のパソコンが、『自作』であることもあり、リカバリCDなんぞあるはずもなく、
①SSDの増設
②BIOS設定の確認
③Windws7のインストール
④各デバイスドライバのインストール(マザーボードのメーカーからダウンロード&インストール)
⑤Officeソフト、ウィルス対策ソフトのインストール
⑥WindowsUpdateをして、Windws7を最新の状態にする
⑦旧HDDからデータの引越
とこれだけの作業が必要です。
そして、何が問題かというと、
とにかく「インストールというただ待っているだけの時間が長い」ということです。
私も、たまに自分のパソコンでこの作業をしますが、ぶっちゃけ1日仕事です。
しかも、具体的に作業することはほとんどなくじーっとインストールが
終わるまで待っているのがほとんどでございまして・・・。
それを、お客様先でできるか?
というと、なかなかというわけにもいかず
(長時間そこに居座ると言うことは、ご迷惑をおかけしすることになりますからね)、
必要最低限、①~⑥までの作業を自社で済ませて、
⑦だけお客様先で行う。
すると、現場での作業時間が大幅に短縮され、
お互いに超ウレシイ、と。
時間を売るのが商売ですから、こういうことも考えて工夫が必要でございます。
にしても、SSDは早いですね。