SFで私の好きな美術館のひとつがこのLegion of hornor.
見た目はどこに出しても引けを取らない重厚な感じで
中の広さは手頃なサイズ。過去にはかなり気合の入った
手の込んだ企画もしてくれた。
今回は版画の浮世絵の展示。写楽や広重など諸外国でも
有名だけれど、当時は庶民の娯楽の為に始まったこの手の込んだ
版画アート。女性の結髪の生え際一本一本を木に切れ目を
いれて繊細なラインを作り出す。
着物柄など巧妙な手彫りで素晴らしいの一言。
近年注目を浴びている浮世絵。
そこにはミステリアスなアーティスト写楽の存在、
そしてその被写体も歌舞伎役者から吉原の花魁から
風景画へと移り変わり、明治に突入して皇族がこぞって
西洋のドレスを着るようになった風景など。
日本では徳川時代からPerry到来の影響もあって開国の運びとなり
浮世絵もその頃からメジャーに流行り始め、海外にも流出し
さまざまなアーティストを魅了し日本を海外へ広める
ツールにもなった。
また庶民が仰ぐ富士山36景や東海道53次はあまりにも有名。
こうして時代とともにその変化をみると改めて面白い。
とにかく版画絵師のCraftmanshipに脱帽した1日でした。