このSlowは、雨の日のNYで若い頃通った古い映画館で大好きな映画を楽しもう

という思考でオンラインで上映している映画を調べて見つけた作品。

 

モダンダンサーの女性と手話通訳の男性の恋愛のストーリー。

私はもうロマンスや恋愛物に興味を失ってかれこれ何年?

見たいと思ったのが珍しい。けどレビューを読み進めるにつれ

ストーリーにロマンス以上のものがありそうだなと踏み

IFCへ向かうことにしました。

 

この日は夏日になったNY。午後日の高いうちは中ですごすのもあり。

 

男性が無性愛者ということで出会って恋に落ちた女性を深く愛するけれど

セックスはできないというお話。一方女性はなぜ自分が愛する人から

性的対象として見られないのか、そこが理解できず拒まれるように感じ

メンタルには大切に思い合い一緒に暮らし始めるも二人の間に溝が生まれる

というお話。現代の若者の恋愛だけどゆっくりと愛を深めていくまさに

SLOWに着実に発展する二人の関係をを映し出す。

 

思ったよりも感動しました。いい作品と言えます。

リトアニア出身の女性監督の作品で主人公たちも出てくる舞台も

飾らず地についた感じを受けるのは、どこか懐かしいような

30年も40年も前の東京やNYにあったようなバックグラウンドの

東ヨーロッパはリトアニアが舞台だからかもしれません。

字幕作品ですが、脚本も無理なく自然。

母親との確執だったり、好きなことを仕事にする事だったり

人との繋がり傷つけるつもりはないけど仕方のないこと、自分のあり方

相手を思う気持ちなどなど人を好きになる事への心の葛藤を描いた作品です。

 

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