笑いが寿命に関係していることは、良く知られていますが、笑いに鎮痛効果や多幸感をもたらす効果があることはあまり知られていない...。
オックスフォード大学の研究で被験者に自然番組のドキュメンタリーを見せた時と、『Mr.ビーン』や『フレンズ』などのコメディを見た時の脳の変化を比較した。
その結果、視聴者をリラックスさせる自然番組のドキュメンタリーでは、痛みに対する限界値が変化していなかったのに対して、コメディを見た時には痛みに対する限界値が高くなっていることを発見した。
コメディを見ることにより「笑い」が誘発され、笑いにより脳でエンドルフィンという神経ホルモンが放出されて痛みに対する限界値を上げていると考察した。
エンドルフィンは脳の中で作られる麻薬性の化学物質で、分泌されると痛みに対して脳が麻痺することが知られている。
エンドルフィンといえば鎮痛効果のみならず、ランナーズハイなどの幸福感を作る作用も知られていて、人の行動の動機付けを作っている物質でもある。
興味深いことに、1人でコメディを見た時よりも、複数でコメディを視聴した方がたくさんのエンドルフィンが放出された。
1人でいる時よりも誰かと一緒にいる時のほうが30倍も多く笑う傾向があるそうです。
どんどん笑ってエンドルフィン出しまくりましょう! で話で話~