世界遺産でもある、ノートル・ダム大聖堂の悲しい事故。 フランス国民の皆さんの気持ちを思うといたたまれません。 今日と同じ景色が明日もあって、ずっと続くと思っていた未来が、ある日突然失われる。 そこは、何世代に渡っての祈りの場所であり、安らぎの場所であり、心の拠り所でもあった場所。 時には、挙式が行われ、時には祭典が行われ。テロの攻撃に、国民が心を合わせた場所。 考えられない、大きな事故でした。
実は、1年前にその場を訪れていました。
到着すると共に、鳴り始めた教会の鐘。とても感動的に大慌てで動画を撮影したものでした。 鐘の音に心を打たれ、しばらくその場を動けませんでした。今回、この鐘楼を守るように消火活動がされたというのも、国民の想いが凝縮されていてるようにも思えます。
生憎その時には中に入る事が出来ず、またの機会がある事を信じて疑わなかったのですが、こんな事になるとは思いませんでした。
ただ胸を痛めた以上に、心を打たれた事は、大きな寄付が集まり、再建に向けてすぐに前を向きはじめた姿勢。 前向きで、力強く、ただただ凛々しい。 それだけ大切な心の拠り所として、国民に愛されている場所である事。見習いたい姿勢でもある。