イタリア旅行記2017最終日、ローマ編です。

 

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フィレンツェのホテル、ホーム・フローレンスで朝ごはんを食べてからローマに向けて出発します。

どうしたんですか?!っていうくらいおしゃれなホテルでした。しかし、いつものごとく朝は時間がないので、こんなおしゃれな朝食会場ですがゆっくりせずにすごい勢いでご飯を食べます。

 

フィレンツェからローマまでは鉄道で1時間32分。(8:08→9:40)

 

ヨーロッパの農村風景に癒やされます。

 

ローマ・テルミニ駅に到着しました。

 

ローマで泊まったのは"ホテル カメリア"っていうホテルで、テルミニ駅から徒歩10分くらい。わかりやすいところにありました。

 

荷物を置かせてもらって、早速観光します。

 

テルミニ駅に行く途中に、なにやら気になる教会を見つけたので入ってみました。

サンタ・マリア・デランジェリ教会。

 

古代ローマの遺跡、ディオクレティアヌス帝の浴場跡の大浴場部分に、ミケランジェロの設計で作られた教会だそうです。

ふらりと入ってみたのですが、入った瞬間におぉ・・と声が漏れそうになるくらい素晴らしかったです。

 

 

遺跡を教会にするってすごい!しかもこれ、お風呂場ですよ。

 

さてさて、地下鉄に乗って移動します。ローマでは移動手段はもっぱら地下鉄を利用しました。1日乗車券があって、とっても便利です。

 

長いエスカレーターを降りて、地下鉄乗り場まで行きます。

 

そして、乗る。

("uscita"っていうのは、"出口"っていう意味です。)

地下鉄はスリにあわないか、緊張しながら乗りました。

 

最初の目的地は、バチカン市国!

地下鉄A線の"オッタヴィアーノ(Ottaviano)駅"で降ります。

 

目玉のサン・ピエトロ大聖堂の前に腹ごしらえを。

これだけでも結構ボリュームがありますが、サラミのピザが美味しいよって言われたのでそれも・・。

しっかりデザートも食べました。

 

こんなにいっぱい食べたのは、これから戦いが待っていたからです。

 

それは

 

並ぶ!!

当日券売り場まで、長い長い列。事前にインターネットでチケットを買ったほうが断然スムーズです。

 

・・ あまりにもひどい行列だったため、大聖堂に入るのは諦めて、広場から外観を拝むことにしました。笑

 

サン・ピエトロ広場への入場(つまりバチカン市国入国)は無料で、オッタヴィアーノ駅からは歩いて10分くらいです。

 

目の前にどどーんと現れたサン・ピエトロ大聖堂はまさに圧巻でした。

 

バチカン市国は、面積 0.44㎡、人口約800人の世界最小の面積の国で、住民の大半が聖職者か衛兵なのだそうです。

1929年にイタリアと結んだラテラノ条約で誕生しました。

主要かつ重要な建築物であるサン・ピエトロ大聖堂は、西暦324年にコンスタンティヌス帝の命により建築が始まりました。64年に皇帝ネロにより迫害により殉職した使徒ペテロのお墓の上に建築されたそうです。新聖堂は1502年に建築が始まり、1626年に完成したそうな。サン・ピエトロ広場はその後設計され、1662年に完全したとのことです。

サン・ピエトロ広場は284本のドーリア式円柱で装飾された回廊により囲まれています。

 

バチカン市国は、全域が1984年に世界文化遺産に登録されています。

 

しかしながら、人が大変多いです。

 

外に出ると、みんななにかやってるー。

 

真似してみると・・

この写真を撮るためにみなさん地面すれすれで頑張っておられました。(私も。)

 

 

バチカンを出るとすぐに、サンタンジェロ城があります。

サン・ピエトロ大聖堂とは秘密の通路でつながっていると言われているそうです。

西暦135年に、ローマ帝国の皇帝ハドリアヌスが自らの霊廟として建設を開始し、139年に完成しました。しばらくすると軍事施設として使用されはじめ、14世紀以降は歴代のローマ帝国の皇帝により要塞として強化され、牢獄や避難所としても使用されたようです。廟の機能はどちらへ・・。

"サンタンジェロ(Sant'Angelo)"という名前の由来は、5世紀にローマでペストが大流行した際に教皇グレゴリウス一世が、城の頂上で大天使ミカエルが剣で悪疫を払い除けるのを見、その後にペストが終息し平穏が訪れたという伝説に基づいているそうです。

16世紀に入り、ラファエロ・ダ・モンテルーポが大理石を使用した大天使の像を作り、サンタンジェロ城の頂上に置きました。現在は、本物は城の中に保存されていて、青銅製の像が頂上に置かれています。

 

 

お城のすぐとなりには最高裁判所があります。

芸術的な裁判所です。

 

天気がとってもあやしいですが、コロッセオに行きました。

 

コロッセオは、皇帝ウェスパシアヌス(Vespasianus)の命によって西暦70年に建築が始まり西暦80年に完成した石造円形闘技場。約5万人を収容できた4階建ての大きな建築物。

"コロッセオ"という名前は、"巨大"という意味の"コロッソ"から来ているようです。

 

 

 

相変わらず人が多いですが、今度はちゃんと中に入ります。

もともと地下だったところは、現在はむき出しになっています。

 

当時のプログラムは、午前中が猛獣と剣闘士の戦い、お昼に罪人の処刑、午後から剣闘士同士の戦いが行われ、年間何千人もの闘牛士がここで命を落としたんだそうです。

ウェスパシアヌスは、市民にこれを見せることで反乱を抑える効果があると考えていたようです。おそろしい・・

 

 

 

雨が降ってきました。

 

1日中でっかいものを見て疲れたので、スペイン階段とバルカッチャの噴水をさっと素通りして、雨から逃げるように地下鉄に乗ってホテルまで帰りましたとさ。

 

 

そして、これでイタリア旅行記2017は終わり。

 

海外に行ったら必ず両親に葉書を送ることにしていて、学生のころからずっと続けているのですが、今回もちゃんと帰国直前に送りましたよ。

 

1週間のイタリア旅でしたが、絢爛豪華なものをたくさん見てお腹が一杯になりました!