今週も、月曜は普通にフリースクールへ行きました。

午後になってから、
「女子会あるから帰りが遅くなる。デイに遅れるって連絡しといて」
とLINEが来ました。

高校生2人と目と鼻の先ににあるスタバへ行くとのことでした。学校帰りにスタバなんて中学生にしてはかなりの背伸びですが、中学生だけで行くわけではないし、少し上とはいえ年齢の近い人との交流を持つのはいいことだと思うので、特に止めたりはしませんでした。

アニメや音楽、特にSEKAI NO OWARI(今ハマっている)の話をして、楽しかったと言っていました。彼女たちとは声を出して話せるらしく、本当によかったと思います。

3人とか奇数になると会話からあぶれるから嫌だと常々言っていたあみですが、いい感じで過ごせたようです。教室長さん曰く面倒見の良い子で、しかも高校生なので、きっと合わせてくれたのでしょう。ありがたいことです。

そういう感じだったので、まぁいい方向へ進んでいるのかと考えていました。

ところが、2月23日(火・祝)の夜になってから、どうも軽くグズグズキーキー言い始めました。どうしたのか何が嫌なのか聞いても、わからないと言います。
「そろそろさ、自分のことなんだから『わからない』で済ませないで、自分の気持ちをちゃんと考えて、言葉にできるようにしようよ」
と、話しました。このことは、最近よく言って聞かせています。

できるなら、私があみの気持ちを想像して言葉にするのを手伝えば、あみの言語能力も上がるのだろうとは思うのですが、なかなか難しいです。

ただ、このところ好調が続いているだけに、その状況を続けるのがつらくなったのかもしれないとは思いました。

私「明日、フリースクール行きたくないの?」
あみ「う〜ん。行きたくないんじゃないけど〜。わかんない」
私「女子会だけは出たいとか?」
あみ「それはあるかも」
私「明日出られなくても、まだこれからもあるんでしょ?」
あみ「そうだけど」
私「あみがいない時に楽しいことするんじゃないかとか?」
あみ「それそれ、それもある」
私「でも、うんうんキーキー言ってるくらいなら、たまには休めば?」

私の口から「休めば?」と言いたくありません。またこのまま行けなくなるかもしれないという恐怖もあります。もし、休みたいなら自分から言ってほしいのですが、結局、私から言わざるを得ませんでした。このところ快調に飛ばしすぎているので、疲れているのだろうと思っていたからです。

特に女子会は、今まで、対等な立場での友達づきあいが、遠慮のない幼馴染みの2人とそれぞれ1対1でしか経験がなかっただけに、いくら楽しくても負担には違いないでしょう。

あみは、「空気が読めない」という特性はあまり持っていないようで、外では他人の反応をすごく気にします。相手の立場や気持ちを理解しようとするというより、その反応によって自分がどう思われるのかが気になるようなので、空気を読めているというのとは少し違うかもしれませんが。とにかく、終始、必要以上に気を遣いながら言葉を選んで他人とつき合うのは、すごいエネルギーを使うことだと思います。

それでも、こうと決めたら、なかなか変えられない性格であり、そういう特性を持っているんですよね。どこかで、軌道修正してもいいんだよと声をかけてやらないと、「行かなければならない」という思いに縛られてしまうようなところがあるみたいです。

あみ「でも、明日休んだら金曜は行かないといけないでしょ?金曜は行きたくない」
私「行きたくないなら、無理して行かなくてもいいよ。2日とも。個別指導がある日に当日キャンセル(前日18時までに連絡すれば無料で振替可。それ以降は当然受けなくても実費)でなければ」
あみ「ふ~ん。じゃあ両方休む。木曜のフレンドリーナウは行く」
ということになりました。

木曜は宣言通りフレンドリーナウ(適応相談センター)へ行くと言うので、帰りに待ち合わせをして画材屋さんへ連れて行きました。放課後等デイサービスを辞めるスタッフさんたちにプレゼントする似顔絵を描くのに足りない色のコピックというペンを買うために。少々お高いペンですが画材は基本自分のお金で買います。また、買い物くらい一人でできるのですが、学校がある時間に中学生を一人でウロウロさせるのも問題なので、一緒に行きました。

そんな感じで、表面上は平静を装いながら、「休養も必要。大丈夫」と自分に言い聞かせながらも、どうしたらいいんだろうという不安もあって、落ち着かない2日間を過ごしました。


ところが、木曜の夜、急に、
「明日はフリースクールへ行く」
と言いました。

理由を聞いてもやっぱりわからないと言います。2日間で充電が完了したのでしょうか。

そして金曜、フリースクールへ行き、
「今日は卒業式の準備に誘われなかった」
と怒って帰ってきました。

高校の卒業式だから中学生は誘われなかったのでは?
気づかなかったのでは?
時間になったら来ると思ったのでは?

等々、言ってみたのですが、納得がいかないようです。

「まぁ、そんな時もあるよ」
とかなんとか言っているうちに気分を変えることはできたみたい。

水曜にフリースクールへ行かなかったからかも、とか、月曜のスタバでのおしゃべりが中学生が混じったことでつまらなかったのかも、あるいは、コミュニケーションに慣れていないあみがうまく会話についていけていなかったのかもしれないとか、やっぱり空気が読めなくて無意識に気に障ることを言ったのかもしれないとか、私としてはいろいろ想像してしまいます。

でも、そういうよくない予想をあみに話して振り返りをさせるのは、”今”ではない気がして、自分の口にチャックをしました。

もう一度、そういうことがあれば、どうしたらいいか教室長さんに相談しようと思っています。

ただ、高校生たちは自分たちの高校生活のために通学しているのであって、あみのコミュニケーションの練習台ではないということは、当たり前ですが、強く意識していないといけないと思っています。


精神科の主治医が今のクリニックを開業される前に勤務されていたクリニックの近くにあって、たまにランチを食べていたお店が、今月いっぱいで閉店するというので、最後に一度行きたいと思っていました。でも、今週はあみがずっと家にいる前提だったので、行けないと思っていました。一緒に連れて行こうにもあみが食べられる物はありませんし、留守番ができるからと言って、自分だけ好きな物を食べるために出かけるのも気がひけるしなんと言って出ていいものかわかりません。

でも、金曜はフリースクールへ行くと言うので、ちょっと出掛けてきました。

日替わりランチはローストビーフでした。日替わりランチが最後の日だったからなのか、メインの料理が豪華だった気がします。

朝、学校へ電話しておいたので、ランチの帰りに寄って、数学の学年末テストの答案を返してもらって来ました。今回は、平均にも中央値にも届かなかったので、もう少し、家庭教師の先生に”も”頑張ってもらわないといけないなぁという感じです。