久しぶりに記事を書こうと思ったら前回の更新が元日で、時の流れの速さに震えています。

話題は、タイトルの順と逆になります。


1月10日に34年ぶりにTOEICを受けました。最近届いた結果は悲惨なもので、恥ずかしくて点数を公開することができません。勉強不足がいちばん大きいのですが、試験というものを受けることそのものも20数年ぶりということで、要領を得なかったことも大きかったです。マークシートの解答欄を間違えて何問もずれて書いていて焦ったり。リスニングの問題はどんどん進んでいき、書き直す暇はないので更に焦りました。

これから半年くらい勉強して、せめて200点くらいアップ(満点は990点です)したいです。模擬試験もしないとです。


年末から、編み物にハマっていました。

あみが突然「手袋、編んでー」と言い出したからです。今どき手袋くらい安くても可愛いものが買えるのに、手編みを求める気持ちはわからないけど、編み物は大好き。着けてくれる人着てくれる人がいたら、編みたいです。

物置を見ると、毛糸以外の道具はだいたい揃っていたので自分でもちょっと驚き。

最初はかぎ針でフードつきの手袋を編みました。2組編んで私とお揃いに。余った毛糸でガーター編みのマフラーも。

実際、つけてみると……編み目が粗すぎて(そういうデザイン)、寒い。かぎ針だからというのもあるかも。着けていてもあまり意味がなく……。全部ほどいて、いつか1組の目の詰まった手袋にするつもりです。

「次はセーター!」とリクエスト。さすがに少し悩んだけど、毛糸を見に行ったら、季節が終わるためかお洒落な毛糸がすごく安かったので、購入しました。

20玉で1,980円でできました。手編みって、毛糸代だけでも出来上がったセーターを買うより高くつくことが多いのですが、今回はお値打ちにできました。





仕上がりはこんな感じ。今回ゲージはキッチリ合ったので、ほぼ編み図のデザイン通りのサイズにできました。萌え袖にもほどがある長さの袖丈です。肩幅が狭い上に姿勢が悪いからこうなるのかもしれません。同じ理由だと思いますが、デザイン通りの衿ぐりだと首元の空きがすごくてダラダラになったので、編み直してかなり詰めました。

昔は、編み図を手に入れるには、一着のために千円以上する本を買うしかなかったのですが、最近はネットを通じて毛糸メーカーなどが提供してくれる様々な編み図を無料で手に入れることができるので、とても有り難いです。

編み物は大好きですが、自分で一からデザインするのは無理だし、サイズ変更などの大きなアレンジもできません。微調整がやっとです。サイズ調整できる人や編み図を作れる人は尊敬します。


 最後に、好酸球性胃腸炎の話です。


1月20日(水)、あみは一大決心をして胃カメラを受けました。


結果は、残念ながら、好酸球性胃腸炎でした。

好酸球は白血球の一種なのですが、胃腸の粘膜に好酸球が20個以上あると、好酸球性胃腸炎なのだそうです。検体は十二指腸、胃、食道からそれぞれ3ヶ所ずつ採取されました。#4〜#9は胃と食道で20個を下回るかまったくないかです。#1〜#3が十二指腸で、最大65個もあります。

あみの場合、アレルゲンである小麦を摂取すると、この好酸球が増えて、腹痛が起きると考えられるそうです。食物アレルギー同様、免疫機能の暴走という状態なのだと思います。

治療するとしたらステロイド剤を使うことになるのですが、それで確実に治るとは限りませんし副作用もあります。あみの場合、小麦を避ければ症状は起きないので、治療を試みることにあまりメリットはないそうです。

自然に治ることもないわけではないとのことですが、当面(たぶんずっと)小麦を食べないようにするしかなさそうです。

検査結果については、2月5日に消化器内科の先生に説明していただきました。次は10日に小児科へ行きます。今後の方針を相談することになります。食べるのは難しいことが前提だと、どういうことになるのかなぁ。

胃カメラ検査は、点滴で鎮静剤と鎮痛剤をしっかり入れてもらって実施されました。当初の消化器内科の先生からの説明では日帰りの予定でしたが、前々日になって小児科の先生から電話があり、小児科で経過観察をしたほうがいいということで、一泊入院となりました。

喉の麻酔のためのゼリー状の物を口に入れて上を向いて喉に5分溜めるのがいちばんつらかったらしいです。更にそれを飲み込むのもしんどくて、(5分溜めた後なら)吐き出してもいいと言われたので吐き出したと言っていました。私も自分の時、これはきつかった……

検査自体は、胃カメラを入れられたのも抜かれたのも、もちろん検体の採取もまったく記憶にもなければ痛みもなく、喉の違和感もなかったそうです。確かに私も鎮痛剤を使って胃カメラを飲んだことがありますが、「始めますねー」と言われた次の瞬間に「終わりましたよー」と言われたように感じました。

他には、そもそも点滴はあみの天敵なので、それも嫌だったようですが、
「先生が一発だったよ」
入院を機会に担当から外れていただいた先生で不安だったのですが、うまくいってよかったです。

あみが注射類が苦手な理由はいくつかあります。

まず、痛いこと。これは誰でも同じですね。
次に点滴や採血は、なかなか血管に入らなくて探られたり刺し直されたりすることが多いこと。
最後に、注射針から液体が入っていったり血液が吸い取られたりする感覚がわかるということです。
最後のは、ごく最近わかったのですが、「えええ?」となりました。そんなこと、想像しただけで気持ち悪いです。言われてみると、昔、アスペルガー症候群の女の子のお母さんが、その子は血管に注射液が流れるのがわかると言っていたのを思い出しました。感覚過敏の一種なのでしょうか。

嫌な理由がわかったところで、検査は避けられないし、解決策も思いつかないのが残念です。検査を促す時に私の胸のチクチクがより鋭くなっただけ。

こうして書いていると、なかなかたいへんそうですが、検査は30分ちょっと、私が入院の手続きから帰ってきたらすぐに検査室から意識のある状態で出てきました。検査用のベッドから病棟のベッドへは普通に自分で移動していました。

検査室へは一人で入っていくことができました。不安そうな顔をして私の顔をしてはいました。

1時間ほど安静にした後、水を飲めることを確認。すぐに昼食となりました。220gのどんぶり飯を見て、
「こんなに食べれない〜」
と言っていたのですが、一緒に食べたいからと私に自分の分をコンビニに買いに行かせたのに、戻ってきた時にはしっかりおかずも含めて全部平らげてました。普段、ご飯は100gくらいしか食べないのでビックリです。

そうそう、前日の9時から昼食まで何も食べられなかったのも相当つらかったみたいです。

病院の食事は美味しくないと言われることが多いですが、少なくともこの病院の食事は美味しいと思います。昔、私が入院した時もまずいと思ったことはなかったです。

あみは、なすの味噌田楽と豆腐に野菜が少し入った餡をかけた物(茶碗蒸しから変更)が気に入って、「家でも作って」と言いました。なすはたまたますぐにらでぃっしゅぼーやから届いたので、もう作って満足していましたが、豆腐はまだ作っていません。主菜にならないのに手間が……



最近、若い頃に入った生命保険の営業レディさんから電話があったので、夫の定年後、医療保障だけの支払いになるはずなのに、保険料が上がることにちょうど気がついた時だったので、説明してもらうことにしました。

電話口で、
「最近どう?」
と聞かれて(長いつきあいのおばちゃんなのでタメ口)、
「まぁいろいろありまして〜」
と言ったら、
「どこでも何かあるよ〜」
と言っていました。

でも、実際に会って状況を話すと、みるみる勢いが削がれていって、少し面白かったです。もうずっと長いこと、バブル前夜に入った私の今では信じられないほど利率が高い終身保険を定期つきに変更させようと一生懸命だったようなやり手の生保レディさんが、なんとか保険料を安くする方法を探してくれたり、死守してきた終身保険を一部解約して現金を作れることを説明してくれました(知ってたけど)。

「それは本当にたいへんだわ……」

「どこでも何かある」はわりとよく言われるのですが、私はこの言葉に傷ついてしまいます。誰にでもあるたいしたことないことをサラッと乗り越えられないなんて弱い、悲劇のヒロインぶっていておかしいと言われているような気がしてしまうのです。

だからってコレコレこうでといちいち話すわけにもいきませんよね。生命保険のおばちゃんだから、聞いてもらえるだけで。

ここに来てくださる皆さんに言われたら、
「ホント、皆、大変だよね〜」
と言い合えると思うのですが。



上の好酸球性胃腸炎等に関する資料のリンク先は、平成23年度のデータですが、「日本に数百人の患者さんいると言われています」と書かれていて、なんとも言えない気持ちになりました。

発達障害が100人に6人、場面緘黙が500人に1人、食物アレルギーが100人に2.2人、好酸球性胃腸炎が日本に1億2千万人に数百人……

確率で考えるとクラクラしますが、これだけ抱えていても、あみも私も頑張ってるだと自分で褒めて満足しています。


もちろん、もっと大変な人はいくらでもいるのはわかっていますが……