アメリカのミュージカル、シネマ音楽の作曲家、コール・ポーター(Cole Porter、1891年6月9日 - 1964年10月15日)。現代でも様々なアレンジで演奏されたり歌われたりしているスタンダート・ナンバーを数多く世に出した。
中でも私が一番、郷愁感を湧き立たされ、心を揺さぶる曲が1948年のミュージカル「キス・ミー・ケイト(Kiss Me, Kate)」の中の 「So In Love」です。
なぜか?!
幼少期に日曜洋画劇場を見てから寝るのが習慣だった。
あの淀川長治先生の解説。早口にほとばしる映画への想いとうんちく。最後は必ず決まり文句の「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・・」。そのすぐ後にエンディングテーマとして流れていたのです。
クラシック音楽を好んでいたので、これはラフマニノフの協奏曲だろうか? などど思っていましたが、調べたらクラシック音楽ではなく、ポップソング。いまは手に入らない音源。YouTubeでは聞けました。モートン・グールド楽団による1951年のモノラル演奏。
なぜでしょう? 少年時代のあの時も「郷愁感」をもって聞いていました。