梅雨に入ってから、久しぶりに梅雨らしい本降りの朝です

あっという間に六月が行ってしまいますねにやり

最近出回っている美味しいもの
とうもろこし、枝豆、ブルーベリー、ブラックベリー
なんと言っても
六月の最強の魚は、カツオでしょう!

我が家でもかなりの頻度で食卓に登場します



薬味は生姜とニンニク

季節の変わり目に、スタミナ、栄養満点の美味しい肴です


カツオにまつわるお話を少し調べてみました


一般的にみんなが口にする


目には青葉山ホトトギス(郭公)初ガツオ(初松魚)  by  山口素堂


を受けて


川柳

聴いたかと問えば喰ったかと答える ゲラゲラ


これほど先人たちが、カツオの出回るこの頃に珍重され、ソワソワ落ち着かないカツオへのこだわり


一体何時ごろからかと調べてみたら、戦国時代のことらしいですよ


小田原でカツオ漁を見物していた北条氏綱の舟に、1匹のカツオが飛び込んだ

こじつけで勝魚という名のめでたい魚に喜んで、すぐさま兵を起こすや、

怒涛の攻めで上杉朝定を打ち破り、関東を平定したという氏綱

以来縁起物として出陣の際の酒肴にカツオで気勢を上げ

代々徳川家も縁起物としてこれを珍重したそうです


この風習が庶民まで伝わって、六月に初鰹礼賛につながった


カツオは足が早く運搬には時間かかるため、江戸の庶民には高価な物だった

女房質にいれても食べたいと言われるほどの高級魚だったとか

初夏に出回るカツオは初ガツオといわれ、初ものを食べると75日長生きできると

初物にはこだわりがあったそうです



六月の我が家の俳句




芭蕉も生きて鎌倉に上がったカツオを、ワクワク心待ちにしていたのでしょう



余談ですが


美食家 永井荷風先生の一筆


谷中の大円寺、鈴木春信の碑と並んで、そのモデルで大人気となった笠森稲荷茶屋のお仙の碑に


女ならでは夜の明けぬ、日の本の名物、五大州に知れ渡る物、錦絵と吉原なり

笠森茶屋鍵屋お仙、春信が錦絵に面影をとどめて百五十有余年、嬌名今に高し

今年都門の粋人、晴信が忌日を選びて、こゝにお仙の碑を建つ。


時恰大正己未夏 六月鰹の旨い頃


と書いてあります



ネットで調べたのが…

これあたりがお仙さんかなぁー



と、拝借させて頂きました




大雨だし買い物もできず、ウダウダと書いております



バイバイ