劇場版コナンシリーズ第26作品目は『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』です。

 

キャッチコピーは「死ぬな、灰原──」です。

 

ついに昨年の2023年の映画まで到達しました。

 

興行収入は何と100億円を突破し、驚愕の138.8億円です。

 

2023年の興行成績第1位は「THE FIRST SLAM DUNK」の158.7億円ですが、それに次ぐ2位となっており、この年の100億円越えはこの2作品だけでした。

 

『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

2023年4月14日 1時間49分

配給 東宝

監督 立川譲 脚本 櫻井武晴

原作 青山剛昌 音楽 菅野祐悟

主題歌 スピッツ「美しい鰭(ひれ)」

声の出演 高山みなみ、林原めぐみ、池田秀一、古谷徹、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平、緒方賢一、堀之紀、立木文彦、小山茉美、三石琴乃、岩居由希子、高木渉、大谷育江、松井菜桜子、沢村一樹

興行収入 138.8億円

評価 3.0

 

 

今作のキーパーソンは黒ずくめの組織と灰原哀(シェリー)です。

 

黒の組織が劇場版に関わるのは、第20作「純黒の悪夢(ナイトメア)」以来6作ぶりとなりますが、私は最近見たばかりなので久しぶり感は全くありません。

 

そして初めて黒の組織のナンバー2にあたるラムの素顔を見ました。

 

お馴染みとなっているジンとウォッカ、ベルモットにキャンティも登場しますが、それに加えて新キャラクターのピンガなども登場します。

 

また黒の組織が物語のメインなので、FBIの赤井秀一や公安警察の安室透(バーボン)、水無怜奈(キール)も登場して正に全員総出演という感じでした。

 

物語の舞台は八丈島のホエールウォッチング、そこには海洋施設「パシフィック・ブイ」が建設されています。

 

こういう建造物は、コナンの映画では必ず最後は爆破されるんだろうなと予想がつきます。

 

それにしても現代のコナンは、すでにジェームス・ボンドもイーサン・ハントも超えていますね。

 

例えが古いですが、もはや「鉄腕アトム」ならぬ「鉄腕コナン」の域に達しているのではないでしょうか。

 

そして空手の使い手、蘭の強さもよりパワーアップしています。

 

相手が銃を持っているかもしれないのに、ピンガに襲い掛かかっていく姿はもはや「ワンダーウーマン」にしか見えません。

 

最後、組織に拉致された灰原を助け出したコナンは海中で力尽きます。

 

組織に正体がバレて帰る場所がなくなった灰原でしたが、コナンに人工呼吸をして助けます。

 

工藤新一と蘭と灰原の三角関係のような感じになってきましたが、仰向けになったまま動かなくなっていた灰原に今度はコナンが人工呼吸をしようとします。

 

それを制止され、そこに駆け付けた蘭の唇に灰原はキスをし、コナンの唇を蘭に返すという粋なラストでした。

 

エンディングで普段は笑わない灰原が、楽しそうに笑っていたのが印象に残る作品でした。

 

評価は3.0です。

 

 

最新作である第27作「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」は、まだ配信では見れないので一応この26作で打ち止めとなります。

 

次回からは、TV特別編集版の劇場版を視聴していきたいと思います。

 

ということで、まだまだコナンシリーズは続きます。

 

ご期待ください!