劇場版コナンシリーズ第12作品目は『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』です。

 

昨日13作目を先にご紹介してしまいましたが、よくわかってないので見る順番が逆になってしまいました。

 

この作品は、読売テレビ開局50周年と小学館週刊少年サンデー創刊50年を記念して制作されました。

 

キャッチコピーは「この歌声を、消させはしない!」です。

 

興行収入は24.2億です。

 

『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』

2008年4月19日 1時間55分

配給 東宝

監督 山本泰一郎 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌 ZARD③「翼を広げて」

声の出演 高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、林原めぐみ、松井菜桜子、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、桑島法子

興行収入 24.2億円

評価 2.5

 

 

この作品、上映時間1時間55分でこれまでで一番長い作品となっています。

 

そして今作は音楽がメインとなっていて、タイトルの「戦慄」「旋律」とかけているそうです。

 

高名な元ピアニストの堂本一揮によって創設された堂本音楽アカデミーの練習室が爆発し、アカデミーの1期生が2名死亡、ヴァイオリニストの河辺奏子が重傷を負う事件が発生します。

 

コナンたちはソプラノ歌手の秋庭怜子と出会いますが、今回のメインキャラクターはこの怜子です。

 

怜子はコナンたちが通う「帝丹(ていたん)小学校」のOGで、合唱の練習を指導することになりますが、ここで帝丹小学校の校歌を聞くことができます。

 

それにしても「たんてい」で「ていたん」って、こういう遊び心が好きです。

 

メインはコンサートホールの爆破です。

 

ホールの外側から次々を爆破していくのですが、会場は防音になっていて爆破が起きていることを知りません。

 

その前にホールが火災となっているのですが、火災報知機が作動しているはずなんですが・・・。

 

とツッコミを入れたらキリがありませんが、怜子が舞台上で歌うのが「アメイジング・グレイス」です。

 

この歌を聞くと、2005年に白血病でお亡くなりになった歌手の本田美奈子さんを思い出します。

 

病室で看護婦さんたちの前で歌っていた映像がどうしてもリンクしてしまうんですね。

 

最後のZARDの主題歌もとても心に響きました。

 

ZARDの坂井さんも2007年にお亡くなりになっているので、コナンの主題歌はこれが最後ということになりました。

 

そいういった意味では心に響く映画でした。

 

しかし、いかんせん爆破を試みた犯人の動機がちょっと弱すぎて、評価は2.5となります。