劇場版コナンシリーズ第9作品目は『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』です。

 

タイトルの「ストラテジー(Strategy)」は、通常は「陰謀」ではなく「戦略」の意味ですが、それもかけているのでしょう。

 

キャッチコピーは「オマエを、絶対に守る」です。

 

興行収入はだいぶ下がって21.5億となりました。

 

『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』

2005年4月9日 1時間47分

配給 東宝

監督 山本泰一郎 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌 ZARD「夏を待つセイル(帆)のように」

声の出演 高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、林原めぐみ、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江

興行収入 21.5億円

評価 2.5

 

 

今作では珍しく全編を通して舞台が新豪華客船の「アフロディーテ号」の船内だけで繰り広げられます。

 

殺人事件も船内で発生し、船に乗り合わせていたコナンは早速捜査を開始します。

 

そしていつも的外れな推理を行う毛利小五郎が今作では大活躍、ほぼ単独で犯人を追い詰めていったと言ってもいいでしょう。

 

この展開は、長年小五郎の声を担当している神谷明の夢でもあったそうです。

 

前半でコナンら少年探偵団と毛利蘭と鈴木園子は、船内でかくれんぼをします。

 

そこで今回は工藤新一と蘭の幼少期が描かれていました。

 

蘭が隠れる場所は新一なら必ずわかる、みたいな胸キュンの展開でしたね。

 

そして後半は船に仕掛けられた爆弾によって、客船が沈没することになってしまいます。

 

これは完全に1997年の映画「タイタニック」そのものです。

 

こういうヒット作をこの映画ではモチーフによく使いますね。後の作品は知りませんが「アバター」とかも出てきそうです。

 

最後は海上保安庁のヘリコプターまで登場して何とか助け出されますが、ちょっと何の映画を見ているのかよくわからなくなりました。

 

評価は2作連続で2.5です。