劇場版コナンシリーズ第8作品目は『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』です。

 

キャッチコピーは「運命だったのさ、俺たちの出逢いはな…」です。

 

興行収入は28億円と少し下がってきました。

 

『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』

2004年4月17日 1時間47分

配給 東宝

監督 山本泰一郎 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌 愛内里菜 「Dream×Dream」

声の出演 高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、林原めぐみ、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江

興行収入 28億円

評価 2.5

 

 

今作品よりこれまで7作品を監督してきたこだま兼嗣に代わって、山本泰一郎が監督を引き継いでいます。

 

そして第3作「世紀末の魔術師」以来、2度目の登場となる怪盗キッドが今回のメインキャラクターです。

 

舞台女優である牧樹里が所有する「運命の宝石」と呼ばれるスターサファイアを、怪盗キッドが狙うという予告状が入ります。

 

小五郎とコナンは樹里が出演する「ジョゼフィーヌ」の舞台で犯行が行われると予想し、警備に当たって何とか宝石を守り抜きます。

 

そのお礼としてコナンたちは、函館にある樹里の別荘で行われる打ち上げに招待されました。

 

ところがその函館行きの飛行機の中で樹里が殺害されてしまい、その犯人をコナンが推理で解決していきます。

 

またいつもならコナンは小五郎の体を借りて推理を披露するところを、麻酔針が誤って隣に座っていた小五郎の妻・妃英理に当たってしまい、今回は英理が行うことになりました。

 

とっいっても本人が話しているならなぜ口が開かないのか!とツッコミを入れているのは私だけでしょうか(笑)。

 

これで事件解決と思われましたが、樹里と同様に毒物を摂取してしまった機長らが2人とも倒れ、操縦士がいなくなるというアクシデントに見舞われます。

 

こうなるともはや飛行機パニック映画ですね。

 

コナンたちが乗ったスカイジャパン航空865便の飛行機は、今では懐かしいボーイング747(ジャンボジェット)です。

 

ジャンボジェットの特徴は4基エンジンで、1基あれば操縦は可能と言われていますが、映画では燃料が漏れだし数分しか走行できない状態に追い込まれます。

 

そこを救うのが変装して機内に乗り込んでいた怪盗キッドとコナンです。

 

挙句の果ては女子高校生である蘭が、飛行機を操縦する羽目になりました。

 

しかも燃料が足りず、飛行場でもない滑走路もない埠頭に着陸させるのです。

 

ちょっと無理やり感が凄いですね。

 

評価は合格点にはちょっと及ばずの2.5です。