劇場版コナンシリーズ第7作品目は『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』です。

 

キャッチコピーは「私たち、やっと逢えたんだね…」です。

 

興行収入は32億円となりました。

 

『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』

2003年4月19日 1時間47分

配給 東宝

監督 こだま兼嗣⑦・西森章 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌  倉木麻衣➁「Time after time〜花舞う街で〜」

声の出演 高山みなみ、神谷明、山口勝平、山崎和佳奈、堀川りょう、宮村優子、林原めぐみ、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江

興行収入 32億円

評価 3.0

 

 

第1作『時計じかけの摩天楼』から監督を務めてきたこだま兼嗣の最後の作品となります。

 

また副監督として西森章も監督を担当しており、劇場版シリーズで初めて監督が2人体制の作品になっています。

 

東京・大阪・京都で5人の男が殺害される事件が発生します。

 

殺された5人は、仏像や古美術専門の盗賊団「源氏蛍」のメンバーであることがわかり、警視庁、大阪府警、京都府警の合同捜査が始まります。

 

同じ頃、毛利小五郎は京都の山能寺の僧侶・竜円からの依頼で、8年前に盗まれた秘仏捜索のためコナンと蘭とともに京都に招待されていました。

 

仏像を盗んだ犯人が「源氏蛍」だと考えたコナンは、大阪の服部平次と協力して捜査を開始します。

 

今回の舞台は京都です。

 

20年前の京都の色々な場所がフィーチャーされており、京都によく行く私は内容ともども背景まで楽しめました。

 

京都タワーに清水寺、先斗町に蹴上インクライン、南禅寺などが登場します。

 

京都市内の網の目のような市街地の地図も、謎解きに上手く使われています。

 

舞台が関西なので、今回はコナンよりも服部平次がより活躍した回でした。

 

義経と弁慶も謎解きの主軸ともなっているこのストーリー、時代劇よろしく最後は服部の殺陣も見ることができます。

 

しかし服部よりも一番大活躍したのは、彼女である和葉(かずは)ではなかったでしょうか。

 

冒頭で玉突きをしている少女も実は和葉だったし、服部とコナンの数々のピンチを救ったのも和葉でした。

 

そして今作では、コナンが薬を飲んで数分だけ工藤新一の姿に戻って蘭の前に登場します。

 

これはファンにとっては胸熱のシーンではないでしょうか。

 

京都の祇園のシーンとかは少し退屈でしたが、最後はきちんとまとまっていました。

 

評価は3.0となります。