劇場版コナンシリーズ第5作品目は『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』です。

 

劇場版シリーズ5周年記念作品として製作されました。

 

キャッチコピーは「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ。」です。

 

配給収入は過去最高の29億円となっています。

 

『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』

2001年4月21日 1時間40分

配給 東宝

監督 こだま兼嗣 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌 倉木麻衣「always」

声の出演 高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、緒方賢一、林原めぐみ、茶風林、岩居由希子、高木渉、大谷育江

興行収入 29億円

評価 3.5

 

 

日本一の高さを誇る完成間近のツインタワービルを訪れたコナンら少年探偵団は、小五郎の大学の後輩でビルのオーナーにしてパソコンソフト会社社長の常磐美緒と出会います。

 

オープンパーティの準備が着々と進められていきますが、途中でビルの建設に携わった人々が次々と殺害されていきます。

 

死体のそばには、いつも割れたお猪口が残されていました。

 

この作品では、初めてコナンの宿敵である「黒の組織」のジンとウォッカが登場します。

 

そのため組織の脱退者である灰原哀にスポットが当てられ、同時にコナンの友人たちで結成している少年探偵団も大活躍します。

 

殺人事件はありますが、今回はタワーを爆発させてそこから脱出するというパニック映画の要素が強いです。

 

正に1974年のアメリカ映画「タワーリング・インフェルノ」がモチーフですね。

 

そして今作ではパーティーに行く途中で車の中で行った30秒当てゲームがポイントとなります。

 

コナンの同級生でコナンに想いを寄せている歩美は、30秒ピッタリを言い当てました。

 

タワーの完成披露パーティーでは余興でこのゲームが行われるのですが、歩美はなぜか外してしまいます。

 

そして映画の最後で危機を救う30秒ピッタリのカウントが行われるのですが、そこで歩美がまた成功させるのです。

 

車の中と最後で出来た理由は「コナンが隣にいると心臓が高鳴り、その鼓動で時間がわかる」からだそうでした。

 

それ以前に、脱出する前に車が宙を舞っているのですから、鼓動どころではなくバクバク音しか聞こえないだろ!とツッコミを入れたのは私だけではないでしょう。

 

謎解きよりもパニックアクションに特化した作品でしたが、少年探偵団の絆と活躍が楽しめる面白い作品となっています。

 

評価は第1作、2作と同じ3.5となりました。