2024年の日本映画13作品目は『跳んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』です。

 

2019年に公開した「跳んで埼玉」が興行収入37億円の大ヒット、その続編となる作品です。

 

当初は2021年に製作を予定していたそうですが、主演のGACKTの発声障害により、2023年に延期されたそうです。

 

現在U-NEXTで、ポイントによる視聴が可能です。

 

『跳んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』

2023年11月23日 1時間56分

配給 東映

監督 武内英樹 脚本 徳永友一

原作 魔夜峰央「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」

主題歌 はなわ「ニュー咲きほこれ埼玉」

出演 GACKT、二階堂ふみ、杏、加藤諒、益若つばさ、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、天童よしみ、山村紅葉、モモコ(ハイヒール)、川﨑麻世、藤原紀香、片岡愛之助

評価 3.0

 

 

私は埼玉県民なので、1作目の「跳んで埼玉」は地上波で放送された時にすぐに見ました。

 

容赦なく住んでいる県を思いっきりディスられる内容ですが、とても笑えたのを覚えています。

 

とにかく埼玉には海がない!

 

今回は越谷に海を作るという構想から映画がスタートしますが、舞台は近畿地方へと移っていきます。

 

今回ディスられる県は、埼玉県というより滋賀県です。

 

滋賀県は琵琶湖と彦根城しかない!

 

私もつい最近滋賀県に行ったばかりなので、これも共感できました。

 

しかし物語は滋賀県だけに留まらず、和歌山県や奈良県もディスられるはめになり、大阪府や兵庫県、京都府などがディスる側で絡んできます。

 

その中でも大阪府は、全国大阪化計画に着手し悪役となりますが、そこに片岡愛之助と藤原紀香の実夫婦が絡んできてこれも面白いです。

 

滋賀県出身の堀田真由、和歌山県出身の天童よしみ、京都府出身の山村紅葉など、色々な人が次から次へと登場するのもこの映画の見どころですね。

 

 

 

内容はどこまでもくだらないですが、この映画はとにかく映像を見て笑って楽しむものです。

 

魅力のない県40位以下にランキングした県のゼッケンが、たまに画面に見え隠れするだけで笑ってしまいました。

 

それから滋賀県の「とびだしとび太」くんは、関東ではあまり見かけませんが、滋賀県が発祥の地だとは知りませんでした。

 

埼玉県の行田市に「行田タワー」があることも私は知らなかったし、それなりに勉強にもなります。

 

埼玉県の話題が今回は薄かったですが、それでも大宮と浦和の確執はしっかり面白かったです。

 

埼玉県民からすれば、埼玉の中心はさいたま市の大宮区なのですが、現在でも県庁所在地はさいたま市の浦和区になります。

 

映画とはいえ、この2つの場所に優劣をつけるわけにはいきません。

 

次回作があるとすれば、九州へでも飛ぶのでしょうか?

 

そうなると標的は・・・佐賀県ですか?

 

ちょっと中だるみはありましたが、最後まで楽しく見られました。

 

評価は3.0です。