劇場版コナンシリーズ第3作品目は『名探偵コナン 世紀末の魔術師』です。

 

キャッチコピーは「世紀末最大の謎を解くのは誰だ!?」です。

 

アメリカ合衆国でも、2009年7月17日に公開された作品だそうです。

 

興行収入は26億円を突破しました。

 

『名探偵コナン 世紀末の魔術師』

1999年4月17日 1時間40分

配給 東宝

監督 こだま兼嗣 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌 B'z「ONE」

声の出演 高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明、緒方賢一、茶風林、岩居由希子、高木渉、大谷育江、堀川亮、林原めぐみ

興行収入 26億円

評価 2.5

 

 

この映画では、劇場版では初登場のキャラクターが多い印象でした。

 

私は本編のアニメを全く見ていないので、怪盗キッドや灰原哀、西の高校生探偵の服部平次などが初お目見えとなります。

 

この服部平治も灰原哀も、コナンが工藤新一だと知っているんですね。

 

今作では怪盗キッドが大阪で展示されるロマノフ王朝の遺産「メモリーズ・エッグ」を盗み出すという予告状が届きます。

 

そのため最初の舞台は大阪、新大阪駅や大阪城、通天閣、大阪ドームなどが画面に登場し、そこに西の探偵である服部平治が現れます。

 

ただそこからの物語の展開は、今回は少し退屈だったかなと思います。

 

エッグを東京に持ち帰り、最後は城の地下へと入っていきますが、その暗号がロシア語の「世紀末の魔術師」でした。

 

ただ「メモリーズ・エッグ」は、ロマノフ王朝に登場するニコライ二世やグリゴリー・ラスプーチン、マリアなどの実在の人物が関わっているのですが、ちょっと興味がありません。

 

最後に、蘭がコナンは工藤新一ではないかと疑い始めるシーンが登場します。

 

オチとしては誰にでも姿を変えられる怪盗キッドが工藤新一の姿で登場し、そこは難を回避します。

 

そもそもそこがバレると、コナンと名乗っている意味合いが無くなりますからね。

 

1999年の作品で無理やり20世紀末感を出した感じはありましたが、内容が今一つというところでした。

 

評価は少し下がって2.5となります。