名探偵コナンシリーズ第2作品目は『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』です。

 

キャッチコピーは「次に狙われるのはだれだ!?」

 

第1作の興行収入11億円から、今作は18.5億円に跳ね上がりました。

 

『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』

1998年4月18日 1時間39分

配給 東宝

監督 こだま兼嗣 脚本 古内一成

原作 青山剛昌 音楽 大野克夫

主題歌 「少女の頃に戻ったみたいに」ZARD

声の出演 高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明、緒方賢一、茶風林、岩居由希子、高島雅羅、松井菜桜子、鈴木英一郎、鈴置洋孝、内海賢二

興行収入 18.5億円

評価 3.5

 

 

劇場版シリーズ第2作品目は、犯行現場に残された被害者の数字を皮切りに、13から1までに関連する人々を次々に標的にする事件が展開されます。

 

狙われる張本人は迷探偵の毛利小五郎なのですが、周囲の人物、目暮十三警部(13)→妃英理(12)→阿笠博士(11)→辻弘樹(10)→旭勝義(9)→沢木公平(8)→小山内奈々(7)→ 宍戸永明(6)→毛利小五郎(5)→ピーター・フォード(4)→白鳥任三郎(3)→仁科稔(2)→工藤新一(1)と標的になっていくことになります。

 

犯人は小五郎に恨みを抱いている村上丈(ジョーカー)と呼ばれる男です。

 

トランプの数字がキーワードになっているわけですが、ピーター・フォードの(4)には笑いました。

 

それにしても第1作を見た時も思いましたが、コナン自身や周囲の人間たちはいつも死と隣り合わせですね。

 

コナンが乗っているヘリコプターが地上に墜落してしまったり、高層タワーが爆破で崩壊してしまったり、挙句の果てはその室内で水攻めにあったりします。

 

そしてコナンたちのすぐ側では、当たり前のように次々と人が殺害されていくのです。

 

これ実写化したら「ミッション・インポッシブル」だなと思いました。

 

そして今回はいつもダメな毛利小五郎探偵が、元刑事で銃の名手のような扱いとなり、意外と良い役となっています。

 

蘭の母親でもある妃英理(きさきえり)も登場し、小五郎との過去のいきさつも知ることができました。

 

途中では小学生姿のコナンがヘリコプターを操縦してしまったり、銃まで撃つような暴れっぷりですが、今作も脚本が面白くて最後まで楽しめました。

 

推理に関しては少し強引すぎるきらいがありますが、このシリーズがヒットしているのは、推理映画というよりアクション映画として完成しているからではないでしょうか。

 

そんな印象をこの第2作では受けました。

 

エンディングの主題歌にいきなりZARDが現れたので、予期せぬ懐かしい歌声に心が洗われました。

 

そしてエンディングだけ実写が流れるんですね。この演出もアニメ映画としては面白いと思います。

 

第1作に引き続き、評価は3.5の高評価です。