GWは日本映画3連発で行きましょう。
2024年10作品目の日本映画は『シティハンター』です。
今から40年前の1985年に、少年ジャンプで連載が始まった古い漫画が原作です。
日本より先に香港、韓国、フランスで先に映画化されていますが、今回Netflixの製作で日本でも初めて映画化されました。
『シティーハンター』
2024年4月25日 1時間54分
製作・配信 Netflix
監督 佐藤祐市 脚本 三嶋龍朗
原作 北条司「シティハンター」
出演 鈴木亮平、森田望智、安藤政信、木村文乃、華村あすか、水崎綾女、片山萌美、杉本哲太
評価 2.0
北条司の漫画といえば「キャッツ・アイ」の方が有名かもしれません。
アニメや映画化もされ、杏里が歌う主題歌も大ヒットしました。
私もこの「シティハンター」という漫画はリアルタイムで読んでいましたが、そのイメージとキャスティングがどうにも合いません。
まず主人公の冴羽獠ですが、鈴木亮平が以前からこの役をやりたいと言っていたそうですが、どうみても「コブラ」にしか見えません。
冴羽獠はもう少しスタイリッシュなので、その雰囲気が出ていなかったような気がします。
それから槇村香ですが、こちらを演じたのが森田望智さんという女優さんです。
この方「全裸監督」で黒木瞳の役をやっていた方ですね。これは好みの問題なのでしょうが、イメージがちょっと違うんですよね。
冴羽獠はエロ好きなのでその描写もふんだんに盛り込まれていました。
しかし、ちょっと品がなさすぎるのも気になるところです。
それからエンディングの主題歌ですが、もちろんTM NETWORKの「Get Wild」を使うのですが、原曲ではありません。
そこはやはり宇都宮隆のボーカルで聞きたかったです。
ストーリーもしっかりしててアクションシーンもそれなりに良かったですが、映画としての面白さはないですね。
1997年の映画「キャッツアイ」が酷評された理由もそこにあるように、アニメの世界観を実写化するのは本当に難しいところだと思います。
ただNetflixは最近こういう試みをドンドンやっているので、そこはリスペクトしたいと思います。
「北斗の拳」がハリウッドで映画化されたように、Netflixもそこに挑戦してください。
評価は2.0です。