2024年16作品目の洋画は『REBEL MOON: パート1 炎の子』です。

 

こちらはスペースオペラ叙事詩的映画と言われ、2部構成の映画となっています。

 

このパート1がNetflixで昨年公開され、パート2がつい先日公開されました。

 

パート2が先に目に留まったのですが、パート1を見ないと始まらないと思い今回こちらを視聴してみました。

 

『REBEL MOON: パート1 炎の子』

2023年12月22日 アメリカ 2時間28分

配給 Netflix

監督 ザック・スナイダー

出演 ソフィア・ブテラ、チャーリー・ハナム、ジャイモン・フンスー、ミキール・ハースマン、スタズ・ネアー、レイ・フィッシャー、ペ・ドゥナ

評価 3.5

 

 

主演のコア(アース・レイアス)はソフィア・ブテラという元ダンサーでモデルの方です。現在42歳です。

 

コアはインペリウムの元士官で、村を征服しようとしている帝国マザーワールドに背き、戦う仲間を集める旅に出ます。

 

この作品は黒澤明監督の「七人の侍」がベースになっているらしく、宇宙に点在している色々な星から一緒に戦ってくれる兵士を探しに行きます。

 

その中の一人、ネメシスというサイボーグ戦士は、何とハリウッドにも進出している韓国の女優ペ・ドゥナが演じています。

 

集めていく戦士がみな個性的なのが面白いですね。

 

そしてこの映画、莫大な製作費がかかっているらしく、そのセットや映像は圧巻の一言です。

 

まず物語の軸となる農村の村は、人工的に丸々村を作ってしまったそうです。

 

巨大な駐車場跡地を掘り起こし、そこに農村地帯の家を建て、中央には川まで作って流します。

 

そして帝国マザーワールドが狙う穀物となる小麦畑は、畑に一から種をまいて実際に育てたというからすごいです。

 

武器の中で特徴的なのが、銃口から溶岩が発射される新しいスタイルです。

 

これらの情報はメイキングビデオで見させてもらいました。

 

酒場などに出てくるキャラクターや宇宙船などは「スター・ウォーズ」の雰囲気そのものを踏襲しており、SF好きのザック・スナイダー監督の遊び心がいたるとことに散りばめられています。

 

かつて王に仕えたロボット戦士である「メカニカル・ナイト」のジミーも登場しますが、その声の担当はアンソニー・ホプキンスでした。

 

声だけでもお金が相当にかかるのに、さすがはNetflixですね。

 

このジミーは、パート2で大活躍を見せてくれそうな予感がします。

 

私はこの映画で一番インパクトが強かったのは、帝国マザーワールドの巨大な弩級艦(どきゅうかん)が農村の星の空から突然出現するシーンです。

 

青い空と白い雲の中から巨大な宇宙船がゆっくりと登場してくるのですから、これは夢にまで出てきそうな映像でした。

 

パート1だけでも十分面白かったので、評価は3.5です。