今年9作品目の日本映画は『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室~』です。

 

こちらはTBSの日曜劇場で、2021年7月4日から9月12日まで全11話で放送されていたドラマの劇場版です。

 

TOKYO MERとは東京モバイル・エマージェンシー・ルームの略で、最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつける救命救急のプロフェッショナルチームのことです。

 

『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』

2023年4月28日 2時間4分

配給 東宝

制作 TBSテレビ

監督 松木彩 脚本     黒岩勉

主題歌 平井大「Symphony」音楽 

出演 鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、杏、徳重聡、古川雄大、渡辺真起子、橋本さとし、鶴見辰吾、仲里依紗、石田ゆり子

評価 3.0

 

 

私は地上波のドラマは日曜劇場だけ毎回見ているので、このTOKYO MERも全話見ています(たまには感想あげろ!)。

 

ここ2、3年の日曜劇場では「ドラゴン桜2」と並んで面白かったドラマでした。

 

今回の映画の舞台は横浜です。

 

横浜みなとみらいにある70階建ての「ランドマークタワー」で、大規模火災が発生します。

 

TOKYO MERに次いで結成されたでYOKOHAMA MERも登場しました。

 

TOKYO MERのモットーは「待っているだけじゃ、救えない命がある」です。

 

これに対してYOKOHAMA MERは「危険を冒しては、救えない命がある」と正反対の考え方を持っています。

 

私みたいな保守的な人間は、当然YOKOHAMAタイプですね。

 

どちらが良い悪いではなく、正にこの映画の中でそれを体現させていきます。

 

中々に面白い設定でした。

 

しかしある程度予想はしていましたが、ちょっと無茶苦茶なシーンが多いです。

 

そんなことありえないだろ、いう展開ばかりで私は映画を見ながらこうつぶやいていました。

 

「茶番だ・・・」

 

映画なので茶番は当たり前なのですが、さすがに火に囲まれた中で手術を行うのはどうなんでしょうか?

 

本人たちの息ができません。

 

より感動的によりダイナミックに描くのは仕方ないですが、やり過ぎ感しか感じませんでした。

 

それでも最後のエンドロールで、医療に従事している一般の方々の映像を流したのは良かったですね。

 

私は医療従事者にはリスペクトしかないですが、この映画も根柢でそこを伝えているということがよくわかります。

 

命を懸けて人を守る!

 

都合が良すぎる映画なので、これを劇場で見たらちょっとしんどいかなと思いますが、配信で良かったです。

 

数々の茶番を除けば映画としてはとても面白かったので、評価は3.0です。

 

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 : 作品情報 - 映画.com