韓国ドラマ記念すべき130作品目、今年の13作品目は『寄生獣-ザ・グレイ-』です。
こちらの原作は1990年から連載が始まった岩明均の漫画作品で、これまで日本でもアニメや映画化がされています。
その韓国リメイク版が、Netflixオリジナルドラマとして4月5日より全6話で配信が開始されました。
ヨン・サンホが監督・共同脚本を務め、チョン・ソ二、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョンなどが出演しています。
寄生獣になってしまうチョン・スインに33歳のチョン・ソニです。私はこの方は何気に初めて見ました。
スインとチームを組むヤクザのソル・ガンウにク・ギョファン41歳です。何と言っても「D.P.」が印象的な俳優さんです。
寄生獣を撲滅する任務部隊「チームグレイ」のリーダーにイ・ジョンヒョン41歳です。2020年の映画「新感染半島 ファイナル・ステージ」が印象に残っています。
スインに慕われている刑事役はベテラン俳優のクォン・ヘヒョ58歳です。
私は漫画「寄生獣」は読んだことがないですが、染谷将太が主演した映画は見たことがありました。
そもそも原作の主人公である泉新一は、男子高校生なので韓国版は設定も違います。
パラサイトの被害者となるスインは、トラウマ的な暗い過去を持つ女性で、スーパーの店員をしています。
スインを演じたチョン・ソニは、普通の時はそれほど可愛くないですが、パラサイトであるハイジが現れる時は黒目が大きくなるので顔の印象がだいぶ変わります。
寄生獣の方が可愛いって何だよ、と自分でもツッコミを入れましたがこれは本当です。
そしてこのドラマ、意外とカメラワークが特徴的で秀逸です。
ソル・ガンウが町中を逃げまどうシーンは、ワンカメラでずっと追い回しているのです。
おそらくドローンを低空飛行させて撮影しているんだと思いますが、この映像がとても斬新でした。
寄生獣が現れる時の特徴は、顔面がひまわりのようにパカッと割れて開くことです。
ワンピースのルフィのように顔面が伸びてそれで相手を攻撃するだけなのですが、この辺のCG技術は韓国は本当に凄いですね。
そしてエンディングには、本家である泉新一が成人の姿で登場します。
これが何と菅田将暉、これには本当に驚きました。
この辺の演出もお見事です。
6話と短いですが見応え十分で、評価は3.5です。