今年15作品目となる洋画は『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』です。
本来なら9作品目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の順番ですが、この間の年に製作されたのがこのスピンオフ作品です。
ワイルド・スピードシリーズの仲悪コンビ、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムがタッグを組んで戦います。
世界興行収入は7.6億ドルとなりました。
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
2019年8月2日 アメリカ 2時間15分
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
監督 デヴィッド・リーチ
脚本 クリス・モーガン、ドリュー・ピアース
出演 ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、イドリス・エルバ、ヴァネッサ・カービー、ヘレン・ミレン、エイザ・ゴンザレス、エディ・マーサン
評価 4.0
監督のデビッド・リーチは「ジョン・ウィック」シリーズを監督された方ですね。
脚本のクリス・モーガンは、このスピンオフ作品が一応ワイルド・スピードシリーズ最後の作品となります。
主演のルーク・ホブスにドウェイン・ジョンソン、そしてデッカード・ショウにジェイソン・ステイサムです。
もうこのお二方は現在のハリウッド映画を支える二大巨頭と言ってもいいでしょう。
その2人がコンビを組んで敵を蹴散らすのですから、理屈抜きに面白いです。
そしてこのデッカードの妹で今作のキーマンとなっているハッティ役はヴァネッサ・カービーです。
この方は最近見た「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」にも出演していましたね。
今作は本編のクレイクが出演していないので、恒例のドライビングレースとかはありません。
カーアクションも抑え気味になっています。
その分、ド派手なアクションシーンが延々と繰り広げられることになります。
ホブスの出身がサモアという設定なので、ラグビーで有名なハカの踊りを自分の娘のサッカーチームの試合前に踊らせます。これがすごく面白いですね。
そして今回の敵はテロ組織「エティオン」の戦士ブリクストンです。
脳は人間なのですが、もはや全身サイボーグという人間とはいえないところがミソです。
その最強のサイボーグを、主演の2人が生身で倒すというところが醍醐味です。
このシリーズを見ていると、一体どれがCGでどこまで実写を使っているのかその区別がわかりません。
それくらい精巧に作られていますが、もう人物以外全てCGなのかもしれません(笑)。
それくらいあり得ない映像が連発していました。
こちらも最後までたっぷりと楽しめました。
これがワイルドスピードシリーズか否かはどうでもいいと思います。
徹底的に娯楽にこだわった、本編を超える傑作だと私は思います。
評価は4.0です。