旅日記の2日目は『京都橘高校吹奏楽部 第60回記念定期演奏会』の模様をお送りします。
今回の定期演奏会は120期の卒業公演、第60回を記念して3日間の開催となりました。
その初日は「集まれ!中学生合同スペシャルステージ」と題して、未来の吹奏楽を担う中学生を迎えての合同ステージも繰り広げられます。
17時ちょうどに会場に入ると、こちらのウェルカムボードがお出迎えしてくれます。
第120期のテーマは『Reach The Peak』ですね。
最高、ピーク、一番の高みに達するという意味です。
そして来年2025年の正月には、アメリカで開催される「ローズパレード」への3回目の出場が決定しています。
開演前に顧問の兼城先生からお話しがあり、ローズパレードへ向けたクラウドファンディングをスタートしたと説明がありました。
このローズパレードは、参加費は全て自費です。
昨今の円安で遠征の費用が倍増しており、資金援助のお願いをしていました。私も微力ながら、早速その場で資金援助に協力してまいりました。
会場に入ると本日の観覧席は2階のこちらの席です。
舞台も非常に近くてとても見やすい位置でした。
写真撮影はNGなので、こちらの1枚しか写真は撮れませんでした。
本日のプログラムは2部構成です。
18時ちょうどに演奏会が開始され、第1部の「コンサートステージ」からスタートです。
定番の「Fanfare for Tachibana」で始まり「木陰の散歩道」「ばら色の人生」「the sing」と続きます。
このラインアップは、今年度の全日本マーチングコンテストで3年連続金賞を受賞した演目です。
マーチングの曲ですが、座奏で聞くとまた素晴らしいものがあります。
そしてクラシック曲の「バガニーニの主題による狂詩曲」「トゥーランドット」と続き、「スーパーマリオブラザース」のテーマソングで締めました。
何で曲目がこんなに詳細にわかるかというと、例によって入場時にこちらのパンフレットが無料でもらえるからですね。
1,500円のチケットなのに、このパンフレットだけでも元が取れてしまいそうです。
そして本日のメインである中学生合同ステージの準備の時間を利用して、ワンピースの主題歌「ウィーアー!」が何と歌唱付きで披露されました。
中学生が会場の後ろから続々と入場してきましたが、こういう演出はいいですね。
中学生との合同ステージは2曲、「セドナ」と「ディズニー・メドレー」でした。
第1部の所要時間はたっぷり1時間、ここで20分の休憩が入ります。
そして19時20分、後半の「マーチングステージ」がスタートしました。
最初は青色の衣装で登場し、
「Winter Games」
「青い珊瑚礁」
「I Can't Turn You Loose」
「君の瞳に恋してる」
「サマータイム」
とノンストップで素晴らしいマーチング・パフォーマンスが披露されます。
暗転し祝電を読み上げている間に衣装替え、クライマックスは定番のオレンジの衣装で登場です。
「September」
「ダンシング・シスター」
「My Way」
「Runaway Baby」
「メモリーズ・オブ・ユー」
最後はもちろん「Sing Sing Sing」で締めました。
会場からはブラボー!の声援もあがり、非常に盛り上がったコンサートとなりました。
お馴染みの曲から、この日のために練習した曲も挟んで、とても素晴らしい構成だったと思います。
最後に中島部長から挨拶がありました。
「自分たちは皆さまに元気と笑顔を届けるために日々練習に取り組んでいますが、今は皆さまの拍手と声援に逆に元気をもらっています。それに答えようと辛い練習も頑張ってこられました。」
こうなるともうただの高校の吹奏楽部ではないですよね。
アイドルグループのようだな、とそういう印象を持ちました。
良い意味でこういうプレッシャーは向上心の支えとなりますが、高校生が自由に音楽を楽しむという吹奏楽部ではなくなっています。
会場を後にする時、会場整理のスタッフがお見送りするのですが、昨年卒業したOBのカラーガードさんがいました。
私が驚いて目を合わせたら、私に気がついた?みたいな感じで、向こうも私を見てにっこり笑顔を返してくれました。
帰りは余韻に浸りながら、JR膳所駅まで歩いて帰りました。
今回の定期演奏会もとても満足感の高いものでした。
私も演奏会は今回で最後にしようかなと少し思っていたのですが、どうやらまた来年も来てしまいそうです。
3月24日に行われた最終公演は、自宅で有料のライヴ配信で観覧しました。
3日間とも曲目の構成が違うので、こちらも楽しかったです。
明日は、再び京都観光の模様をレポートして終わりたいと思います。
「東福寺・下鴨神社」編です。
お楽しみに!