韓国ドラマ通算127作品目、韓国時代劇通算18作品目は『魅惑の人』です。
こちらは今年の1月21日から3月3日まで韓国tvNで放送され、Netflixでストリーミング配信されました。
チョ・ジョンソクとシン・セギョンの共演ということで、2人とも好きな俳優さんなので今回視聴してみることにしました。
朝鮮の国王イ・インにチョ・ジョンソク、現在43歳です。
「賢い医師生活」シリーズ以来、久々のドラマ出演ですね。
賭囲碁師のカン・モンウにシン・セギョン、こちらは33歳です。
ドラマは「善徳女王」「それでも僕らは走り続ける」に続いて3作目となります。
その他イ・シニョン、ヤン・ギョンウォン、チャン・ヨンナムなどが脇を固めています。
最初はあまり面白くないドラマだなと思って見ていましたが、物語が進むにつれて徐々に面白くなっていきました。
1話が1時間15分くらあるにも関わらず、何故かスイスイ見られるのです。
面白いか面白くないかの基準は、この時間の立ち方に私はあると思っています。
つまらない映画だと2時間でもものすごく長く感じられるものですが、このドラマは時間が経つのがとても早く感じられました。
その理由がどこにあるのかと考えましたが、やはりストーリー構成が良く出来ている点だと思います。
普段の映画やドラマと違って全く冗談を言わないチョ・ジョンソクですが、その演技力にも見入ってしまいます。
そして圧倒的に男装姿の多かったシン・セギョンですが、この方は透明感があって男装でも美しいですね。
最初タイトルの「魅惑の人」とはチョ・ジョンソクの王の方だと勝手に思っていましたが、結局モンウの方だったんですね。
でもトン尚宮からしたらイン王は魅惑の人であるわけだし、結局2人ともということでいいんではないでしょうか?
物語は王の継承問題と策略、隣国の清国との調和、そこに臣下や大妃などがそれぞれ絡んでくる定番の時代劇です。
でもシーンごとに無駄なものが全くなく、意味がわからなかった伏線も見事に回収していきます。
イン王は囲碁の名手でモンウは賭囲碁の使い手、囲碁を知らなければ楽しめないかと思いきや全く大丈夫です。
最後の最後まで楽しく見られた時代劇でした。
評価は3.0です。