韓国ドラマ通算124作品目、今年の6作品目は『智異山(ちりさん)~君へのシグナル~』です。
こちらは2021年10月23日~12月12日まで韓国tvNで16話で放送されました。
今年になってNetflixで配信が開始されましたが、こちらでは全32話となっています。
「智異山」は韓国南部に位置する韓国2番目に高い山で、標高は1915mです。
この智異山の国立公園で働くレンジャーたちの物語で、私は最初全く見る気はなかったのですが、もふぁさんのブログで出演者が豪華すぎることを知り視聴してみることにしました。
主演の女性レンジャー、ソ・イガン役にチョン・ジヒョン、当時39歳です。
私は映画もドラマも3本ずつ見ている女優さんです。
新人レンジャーのカン・ヒョンジュにチュ・ジフン、こちらも39歳ですね。
映画は5本、ドラマは「キングダム」シリーズだけ見ています。
「キングダム」の脚本が今作の脚本家キム・ユニなので、そのつながりでこの2人が主演をしているのでしょうか?
ヘドゥン分署の所長であるチョ・デジンにソン・ドンイル54歳、レンジャー仲間のチョン・グヨンにオ・ジョンセ44歳、これだけでも豪華な俳優陣ですね。
そしてひよこ新人レンジャーのイ・ダウォンに、私が好きなコ・ミンシが登場しました。
コ・ミンシが登場した瞬間、このドラマを最後まで見続けようと決めました。
行政職員のイ・ヤンソンに「ヒップタッチの女王」のオクヒ役で大活躍していたチュ・ミンギョンです。
他にもチーム長役でチョ・ハンチョル、国民のおばあちゃんキム・ヨンオクや警察官のチョン・ソクホがレギュラーで出演しています。
そして出演はわずかでしたが、ソン・ソックまで登場しました。
冒頭から山の中で次々と起こる殺人事件、山の中のシーンが延々と続くので、タッチは暗いし最初は正直挫折しかけました。
しかしコ・ミンシが登場してからは、彼女見たさに見続けると、意外や意外とてもストーリーが面白いです。
山岳での救助活動を交えながら、どんどんミステリー要素が濃くなって推理小説のような犯人探しへと変わっていきます。
山の廃村での事件と復讐がテーマとなっているので、何か「犬神家の一族」みたいな臭いも感じました。
そして山岳が舞台なので、そこで起きる山火事、水害事故、遭難、落石、最後は雪崩まで全ての要素を盛り込んでいます。
この山の中での撮影ってすごく過酷で大変だと思うし、何より見たこともない智異山の美しい風景が、ドラマを通して見れるというのはありがたいですね。
ただ少し不満な要素は、物語の年代があっちこっちと入れ替わるため、ちょっとややこしいです。
全てを見終わって思ったのは、昔の村の事件や水害事故は別として、時系列で良くないか?ということでした。
それとコ・ミンシが前半だけでいなくなったのも、ちょっと寂しいです。
またドラマとは関係ないですが、やはり32話という配信ですね。
1話が30分くらいしかないので変なところで終わるし、毎回エピローグとプロローグをスキップしないといけないので、早く次が見たいこちらとしてはイライラします。
次が始まっても冒頭は前のラストシーンの繰り返しだし。
そうは言っても途中から夢中で見ていたわけだし、犯人探しも2転3転4転までしていました。
ちょっと最後はやり過ぎ感は否めませんが・・。
それでも完成度の高い作品で、評価は3.5です。