韓国ドラマ通算123作品目、今年に入っての5作品目は『サムダルリへようこそ』です。

 

こちらは韓国JTBCで2023年12月2日~2024年1月21日まで、全16話で放送されました。

 

済州島を舞台に、同じ時刻に生まれた幼馴染同士の恋の行方を描いていきます。

 

今年話題のドラマとなっていますが、私は当初見る気はなかったのですが「コンビニのセッピョル」つながりでチ・チャンウクの最新作が見たくなり、今回視聴に至りました。

 

 

済州島の気象庁予報官チョ・ヨンピルにチ・チャンウク、現在36歳です。ドラマは通算4作品目となります。

 

幼馴染のチョ・サムダルにシン・ヘソン、こちらは34歳です。「彼女はキレイだった」「青い海の伝説」「秘密の森」1・2に続いてドラマは5作品目となります。

 

サムダルの母にキム・ミギョン、現在60歳で私より1つ年下です。

 

こちらもドラマを整理してみたら「成均館スキャンダル」「相続者たち」「ハイバイ、ママ!」「サイコだけど大丈夫」「気象庁の人々」「イルタ・スキャンダル」「医師チャ・ジョンスク」「もうすぐ死にます」に続いて9作品目だということがわかりました。

 

三姉妹の長女ジンダルはシン・ドンミ、こちらはすでに46歳なので、ちょっとコ・ミジャの長女の設定に無理があるようにも思います。

 

末っ子のシングルマザー、ヘダルにはカン・ミナ、こちらは24歳ですね。実年齢からいうと10歳くらいずつ離れた三姉妹ということになります。

 

サムダルの子ども時代を演じたイ・ソラちゃんは、「赤い袖先」でイ・セヨンの子供時代を演じてましたね。この子はIUみたいな雰囲気があるので、将来人気が出るのではないでしょうか。

 

 

済州島を描いたドラマでは、「私たちのブルース」と「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が印象に残っています。

 

その済州島での幼馴染5人衆、通称ゴレンジャーです。

 

男4人と女1人の構成なので、「恋のスケッチ~応答せよ1988~」と同じ設定ですね。

 

その内の男2人が、女1人に恋をするのも一緒でした。

 

このドラマの大きな軸は、有名写真家のパワハラ問題で失墜して田舎へ帰るサムダルと、海女の事故で妻を亡くした夫と妻の親友との確執です。

 

この2つの軸を16話まで丁寧に描いているので、正直ちと間延びしている感は否めません。

 

特に名優ユ・オソンが演じたヨンピルの父サンテ、ちょっと頑固過ぎないかというきらいはありました。

 

そもそも妻の死の原因がコ・ミジャにあるのはわかるけれど、娘のサムダルまで憎むようになるのはどうなのかなと思います。

 

挙句の果ては、息子であるヨンピルと付き合っているサムダルに別れるよう強要するのはお門違いもいいとこです。

 

ドラマを面白くするための設定なのはわかっていますが、私も息子を持つ父親として、これはちょっと許せない行為だなと思いました。

 

自分のことより残された1人息子のことを真っ先に考えるのが、父親の務めだと思うのです。 


それから、これも演出なので仕方ないですが、たかが(失礼)写真家のスキャンダルに大勢の記者が済州島まで押し寄せるのも行き過ぎのような気がしました。

 

KPOPアイドルならいざ知らず、韓国のマスコミはそこまで暇なのか!と思ってしまいます。

 

まあでも全体的なテーマは「自分たちには帰る場所がある」ということですね。

 

故郷には幼馴染がいて、海女軍団もいて、いつも自分のことを守ってくれる強い味方がいる。

 

だから都会へ出て成功しても、失敗しても、無理はせずに自分の息の分だけ頑張れるということです。

 

全体的に明るくて笑いあり、時には涙のシーンもあり、最後まで楽しく見ることができました。

 

評価は3.5です。

 

サムダルリへようこそ 웰컴투 삼달리 HP翻訳 | 韓ドラLIFE さん