今年早くも6作品目、今月2作品目の洋画は『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』です。
こちらも「もふぁ」さんのブログを拝見し、面白そうだと思いAmzon primeで視聴してみました。
人気歌手であったホイットニー・ヒューストンの生涯を、「ボヘミアン・ラプソディ」の脚本家であるアンソニー・マクカーテンが描いた伝記映画です。
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
2022年12月21日 日本2022年12月23日
アメリカ 2時間22分
配給 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
監督 ケイシー・レモンズ
脚本 アンソニー・マクカーテン
出演 ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース、タマラ・チュニー、ナフェッサ・ウィリアムズ、ブリア・ダニエル・シングルトン、クラーク・ピータース
評価 3.5
歌手を題材にした映画といえば、2018年のクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、2022年のエルビス・プレスリーの「エルヴィス」などが有名です。
そして今作はホイットニー・ヒューストン、こちらもアメリカを代表する人気歌手でした。
何気に彼女は私の一つ下、48歳でお亡くなりになりましたが、生きていればまだ60歳です。
ホイットニーは22歳でデビューし、数々のヒット曲を世に送り出し、数々の賞も受賞し、来日公演も毎年のように行っていました。
私はそれほどファンではないですが、何と言ってもケビン・コスナーと共演した1992年の映画「ボディガード」が印象に残っています。
あまり知識がないので、逆にこのホイットニー・ヒューストンという歌手のことをもっと知りたくて映画を見たということになります。
ホイットニーを演じたのはナオミ・アッキーというイギリスの女優さん、現在31歳です。
ちょっとホイットニーよりは太目な感じは否めませんが、歳を重ねていく度に逆に貫禄が出てきて良かったと思います。
映画の中での歌声を聞くとあまりにも上手すぎるので、これはさすがに本人の歌ではないと思いました。
中盤くらいでホイットニーの代名詞ともいえる「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が流れてきますが、ああこれはホイットニー本人の声だなとやっと気づきます。
逆にそこからは、ホイットニーの歌唱を映画を通して聴けることが貴重だなと思い、曲はあまり知らないけれど最後までとても楽しめました。
歌声だけで人を感動させる力を持っていることは、やはりすごいことです。
そしてその歌声の衰えや死因はやはり薬物にあったんですね。
周囲から浴びせられる期待や声援、常に最高のパフォーマンスを求められるプレッシャー、もはやこういう歌手にとって麻薬は必然的なものなのかと思ってしまいます。
逆にホイットニーの最後はあまり描かず、最後まで圧倒的なステージで締めたところが共感が持てました。
ホイットニーをあまり知らない自分でも、十分に楽しめる映画でした。
評価は3.5の高評価です。