韓国ドラマ通算121作品目、今年に入って3作品目は『天国の階段』です。

 

今さら「天国の階段」?とお思いでしょうが、そもそも私が韓国ドラマを初めて見たのは2020年の11月、今からまだ3年前のことです。

 

それから3年間ですでに120作品の韓国ドラマを視聴し、この名作をリストに入れないのもどうかと思い、今さらながらの視聴となりました。

 

2002年の「冬のソナタ」で大ブレイクしたチェ・ジウが主演し、翌年の2003年12月から全20話で韓国SBSで放送されました。

 

最高視聴率は驚異の43.5%、「冬のソナタ」が28.8%なのでいかに人気が高かったかがわかります。

 

日本版は全22話で、今回はU-NEXTでの見放題視聴となります。

 

 

主演のハン・チョンソを演じたのは、当時28歳のチェ・ジウです。

 

このドラマは、チェ・ジウが泣くと視聴率が上がるといわれ、そこから「涙の女王」と呼ばれるようになったそうです。

 

中学時代のチョンソを演じたのが、私もよく知っているパク・シネ、当時13歳でした。

 

このドラマが初出演ということですが、このドラマがブレイクしたのも、パク・シネの透明感が大いに貢献しているような気がします。

 

グローバルグループの御曹司チャ・ソンジュを演じたのは、当時27歳のクォン・サンウ。最近ではドラマ「ハンガン警察」で見たばかりの俳優さんです。

 

チョンソの義理の兄ハン・テファには当時35歳のシン・ヒョンジュン、現在は55歳となっています。

 

そしてチョンソの義理の妹ハン・ユリを演じたのが、当時23歳のキム・テヒです。

 

私はキム・テヒが40歳で出演した「ハイバイ、ママ!」しか見たことがなかったので、最初はこの人がキム・テヒなのかさえわかりませんでした。

 

ちなみにキム・テヒの実の弟であるイ・ワンが、テファの高校生時代を演じていたそうです。

 

 

物語を大きく分類すると、冒頭の2話までがチョンソとソンジュの幼馴染である純愛、中学に入ってテファとユリが同居するようになります。

 

そして3話から10話までがチョンソが交通事故にあって、テファと過ごしながら記憶を取り戻すまでを描いています。

 

11話から15話までは、チョンソとユリがソンジュの結婚相手の座を巡る争いとなり、16話からチョンソがガンになって失明し、最終話を迎えるというお話しです。

 

韓国ドラマの定番である「初恋」「交通事故」「策略」「記憶喪失」「禁断の愛」「病魔」「復讐」すべてが盛り込まれていました。

 

映画なんかでもよくありますが、ドラマの冒頭で海辺に佇むソンジュのシーンから始まりますが、これでは結末が最初からわかってしまいますね。

 

最後はチョンソは死ぬんだなということがわかっているから、これだけ視聴率が上がったような気がします。

 

不幸を見たいという往年のドラマの王道です。

 

私がこのドラマを見ていて感じたのが、「冬のソナタ」と似てるなということでした。

 

内容は全然違いますが、すれ違い、意地を張る、相手のことだけを思いやる、こういうパターンを連続して見ていると疲れます。

 

やはりこういうドラマは、一気見するものではないと改めて思いました。

 

ユリを演じたキム・テヒは今作は大悪党の役ですが、キム・テヒ自身が可愛すぎるので、ついつい彼女に同情してしまいます(笑)。

 

自分だったら顔でキム・テヒを選ぶなとか思いながら見ているので、ソンジュもそこまでユリを邪険にしなくてもいいのになと思ってしまいます。

 

「冬のソナタ」の評価は2.0でしたが、こちらは3.0です。