10月も最終日です。この10月は韓国映画ばかり26作も紹介することになりました。

 

その韓国映画通算76作品目は『密偵』です。

 

こちらもラテさんからご紹介いただいた映画で、ワーナー・ブラザース・コリアの第1回ローカルプロダクション作品です。

 

キム・ドンジンによる小説「1923年京城を揺るがした人々」の著述をもとに、日本統治時代に実在した独立運動組織「義烈団」が起こした黄鈺警部事件をモデルにしています。

 

『密偵』

2016年9月7日 日本・2017年11月11日 2時間20分

配給 ワーナー・ブラザース・コリア

監督 キム・ジウン

出演 ソン・ガンホ、コン・ユ、ハン・ジミン、鶴見慎吾、オム・テグ、シン・ソンロク、イ・ビョンホン

評価 4.0

 

 

主演の日本警察イ・ジョンチュルにソン・ガンホ、ソンガンホ出演映画は9作品目となります。

 

義烈団のリーダーのキム・ウジンにはコン・ユ、映画は「新感染 ファイナル・エクスプレス」以来久々となります。

 

ウジンの恋人ヨン・ゲスンにハン・ジミン、ドラマは沢山見ていますが映画は初めてです。

 

そして義烈団の団長のチョン・チェサンにイ・ビョンホン、4作品目となります。

 

ソン・ガンホとイ・ビョンホンとコン・ユの3人が、同じテーブルに座って一緒にお酒を飲むシーンがあるのですが、何かすごい顔ぶれで圧倒されます。

 

全員が日本語のセリフがありますが、ソン・ガンホのイントネーションは意外と聞き取りやすかったです。

 

韓国の役者が日本語を話すシーンは、すべて字幕が入っているのでわかりやすくていいですね。

 

警部のヒガシに鶴見慎吾が起用されていますが、他の役も日本人を多く使っているのがわかります。

 

今までの韓国映画と大きく違う点は、ワーナー・ブラザース・コリアらしく全体的にハリウッド映画感が漂っているところです。

 

カメラワークの使い方とか映像とか、何か洋画を見ているような感覚に陥りました。

 

時代背景は1923年、朝鮮統治時代のど真ん中で日本は大正時代です。

 

使用されている列車も「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を豪華にしたような感じで、ノスタルジーが感じられます。

 

この列車の中での義烈団の捜索や密偵の探り合い、駆け引きなどの緊張感がとても良かったです。

 

ハン・ジミンの胸元もちょっと見れて役得でした。

 

冒頭からアクションシーンが満載で、最後の爆弾事件に至るまで手に汗握る展開でした。

 

非常に完成度の高い良作だと思います。

 

評価は4.0です。