韓国映画18作品目は「ROUTE8787」さんからご紹介いただいた『君が描(えが)く光』です。
こちらは第29回東京国際映画祭「アジアの未来」部門の上映作品ですね。
済州島を舞台とした伝説の海女と、失踪した孫娘の12年ぶりの再会を描いたヒューマンドラマです。
『君が描く光』
2016年5月19日公開 1時間57分
監督 チャン
出演 ユン・ヨジョン、キム・ゴウン、ヤン・イクチュン、ミンホ、キム・ヒウォン、シン・ウンジョン
評価 3.0
大女優ユン・ヨジョンと「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」のキム・ゴウンの共演です。キム・ゴウンはこの時24歳ですね。
トッケビも2016年~2017年のドラマなので、相変わらず高校生役がドハマりする女優さんだと思いました。
SHINeeのミンホも同じ高校生役で出演していますが、2021年の「ユミの細胞たち」で再びキム・ゴウンと共演していますね。
個人的には済州島の近所の奥さんミョンオクを演じたシン・ウンジョンが良かったです。ああいうしっかりした奥さんって島に必ずいそうです。
「恋のスケッチ~応答せよ1988~」のジョンファン役、リュ・ジュンヨルも不良の役でしたが出演していました。
とにかくこの映画、ユン・ヨジョンとキム・ゴウンの演技力が存分に堪能できる映画です。
感情の移り変わりが、その表情だけで読み取れる演技はさすがの一言でした。
済州島の美しい風景と重なって「私たちのブルース」のコ・ドゥシムと孫娘のキ・ソユを思い出しました。
そちらも一人暮らしの海女さんの家に孫が預けられる話なので、共通点は多いです。
高校生になったヘジが済州島に帰ってきた時のあの違和感、何かあるなと思っていましたがそういうことだったんですね。
ほのぼのとした映画かと思いきや、結構衝撃的な内容でした。
血はつながっていなくても、大切に思う人が傍にいるだけで幸せに生きていける。
最後は、そんなハートフルな気持ちに浸れる余韻が残る映画でした。
「もふぁ」さん、素敵な映画をご紹介くださりありがとうございました。
「君が描く光」も内容に合った素敵な邦題ですが、個人的には「ケチュンばあちゃん」のままの方が良かったのかなと思います。
評価は3.0です。