第12話 大宮「きらきら惑星」点5のお店

 

私が「きらきら惑星(ぼし)」の点3のお店へ通って1年くらいが過ぎた時、いきなりお店が閉店となることが決まってしまいました。

 

やはり1ゲーム300円でフリードリンクだと、常に満卓くらいで回っていないと経営は成り立たないのかとその時思いました。

 

缶コーヒーだって、安く仕入れても1本50円くらいしますからね。

 

点3のお店が閉店になって、私はもう一つのお店である点5の方へ通うしかなくなりました。

 

点5のお店は、大宮東口の南銀座商店街に入ってすぐの路地を左に曲がったところにありました。

 

 

点5のお店は1ゲーム350円です。

 

黒いカードが1枚が350円です。5,000円で換金すると、カードが14枚と100円玉1枚をカゴに入れて渡されます。

 

赤ドラや裏ドラ、一発ご祝儀のチップが1枚100円だったように記憶しています。

 

レートが点5で馬が1-2なので、箱ラスを食らうとだいたい2500円のマイナスとなります。

 

場代の350円を入れると1回で3,000円くらい失うこと1になるので、そうそう負けてばかりはいられません。

 

このお店のレベルは、当然ながら点3より高かったと思います。

 

年齢層は点3の店より少し上で、30代から40代の人が主流でした。私もまだピチピチの40代だった頃です。

 

当時のフリー雀荘といえば、24時間営業が当たり前でした。

 

このお店はだいたいいつも5卓くらいがフリーで稼働していたので、いつ行ってもあまり待たされることはありません。

 

私は当時普通のサラリーマンだったので(今もだろ)、金曜の夜は必ず雀荘に寄っていました。

 

そしてゴルフの予定がない土曜や日曜は、朝から晩までこのお店に通って麻雀を打っていたものです。

 

その理由は、このお店では月に100ゲームを消化すれば、誰でも「月例会」という大会に参加できたからです。

 

月例会とはいわゆるお客様への還元企画として、参加費は無料で入賞すれば賞金ももらえるという大会でした。

 

その大会にはオーナーの安藤満プロも必ず参加し、安藤プロが連れてくる麻雀プロや漫画家などゲストの人達とも対戦ができたのです。

 

その大会で私は、当時は俳優だった(今もだろ)萩原聖人プロと会うことができたのです。

 

その模様はこちらの記事をご参照ください。

 

 

 
こうして点5の店でもいつしか常連となっていた私ですが、私には毎月のある目標がありました。

 

それは「場代を入れても麻雀に使うお金をプラスにする!」というものです。

 

これ、点ピンのお店だったら可能かもしれませんが、点3や点5のお店で達成するのは相当に至難の業です。

 

次回、雀荘の思い出から少し離れなぜそれが難しいのかを検証してみたいと思います。

 

第13話「点5でプラス収支になるのは不可能な説」を立証する。につづく。