今年の海外ドラマ8作品目は『キリング・イヴ/Killing Eve』シーズン2~4です。
本日はクリスマス・イヴなので、それに相応しいタイトルです(キリングなのに?)。
こちらは2018年から2022年まで、アメリカ合衆国のBBCアメリカで放映されたイギリス製作のテレビドラマです。
原作はルーク・ジェニングスのスリラー小説「ヴィラネル」で、ヨーロッパ各地で暗躍するサイコパスの暗殺者ヴィラネルと、彼女を追うイギリスの情報機関MI6の女性捜査官イヴの攻防を描いたドラマです。
私はこのドラマは5年前にシーズン1だけ見たことがありますが、この度Netflixが全シーズンの配信を開始してくれたため、ようやく全話制覇することができました。
シーズン1~4まですべて40分の8話ずつ、全部見ると32話になります。
主演はサンドラ・オーで、イヴを演じます。
イヴはイギリスのMI5の職員でしたが、上司に反抗したため解雇されその後キャロリンにMI6の極秘捜査チームにスカウトされます。
イヴの仕事は、暗殺者のヴィラネルを逮捕することでした。
そのヴィラネルを演じたのが、ジョディ・カマーというイギリスの女優さんです。
ヴィラネルはヨーロッパ各地で殺人を行うロシア人の暗殺者、サイコパスで冷酷非情、そして両性愛者です。
このヴィラネルのキャラクターがとても面白く、このドラマがここまで人気を博した理由だと思います。
サンドラ・オーとジョディ・カマーは、このドラマでエミー賞まで受賞していますからね。
私もジョディ・カマーの奇抜なファッションと、何を着ても似合うスタイルに魅了されました(決して細くはない)。
そしてこのヴィラネルは、とにかく簡単に人を殺してしまうのです。
全32話で、おそらく30人以上は殺しているんではないでしょうか。
その殺害方法が毎回違うし、殺害場所やその都市が違うので、見ていて全く飽きないのです。
そして毎回色々な職業の女性に扮装するので、彼女が現れたらその場所は殺人現場と思って間違いありません。
殺人しているのに変な言い方になりますが、この辺の流れが非常にコミカルで、もはや美しささえ感じます。
そしてもう一つ、裏の顔として描かれるのがレズビアンです。
イヴとヴィラネルは追う側と追われる側なのに、そこに恋愛感情が芽生えてしまうんですね。
舞台はヨーロッパが中心となりますが、色々な都市や街並みが楽しめるので、旅行気分で見れることも良い点です。
そしてシーズン4で、ついにヴィラネルは暗殺されてしまいました。
他の主要な登場人物も、結果的にほとんどいなくなります。
このシリーズの最後を物語っていました。
個人的にはシーズン2が一番好きでした。
シーズン1~4を通した評価は、4.0です。
それではもう5年以上も前となるので恥ずかしいですが、シーズン1のつたない感想記事もアップしておきます。




