今日、スマホにLINE通知が来た。
送り主は……誰だお前?
まず、そもそも俺、そんなに簡単にLINE交換しない。
慎重に生きてるからね(笑)
大体、慎重に生きてるやつはブログなんて書かない。
なのに、知らない名前がトンッと通知欄にいる。
あれ?もしかして俺、飲みすぎた?(可能性ゼロではない)
ふと頭をよぎる。
そういえばLINEって、Koreaに筒抜けらしいよな。
つまり、Chinaにもご丁寧にデータ送信されてるって噂。
あっちじゃ「お前の昼飯の写真」から「彼女との喧嘩内容」まで把握されてるのかもな。
ご苦労なことだ。
いや、せめて俺のペットの可愛い写真で癒されてほしい。
それにしても、国会議員とか県会議員が平気でLINE使ってるって話、
あれ、もうほとんど社会実験だろ。
「情報流出しても国はどうにか回るか」っていう壮大な人体実験。
昔は携帯メールだった。
ポチポチと、指で頑張って打ってたんだ。
「絵文字が流行ってた」とかいう可愛い話じゃない。
間違って送信ボタン押したら終わりだった、あの緊張感。
ある日、見知らぬ人からメールが届いた。
「どちら様ですか?」
と送ると、返事が来た。
「◯◯でしょう?」(←俺の当時のメアドネーム)
「……まあ、そうだけど、誰?」
「え?人違いかも。ごめん。でも、これも何かの縁。友達になりましょう!」
唐突すぎて、
脳内で警報が鳴った。
「ピンポンパンポーン 詐欺のにおいがします」
一応、大人な対応で、
「私、男ですが、それでもお友達になりたいですか?」
と返信。
すると、即・音信不通。
……おい、少しは葛藤しろよ。
速攻で切るなよ、せめて3秒くらい悩め。
今も昔も、知らない誰かが手を変え品を変え
「縁」とか「奇跡」とか言葉を装備して近づいてくる。
やってることは新手の押し売りと変わらん。
しかも相手は顔も見えないデジタル世界。
「あなたを信じてください」って、
いや、まず自己紹介しろよって話。
そんなわけで、今日もまた、
スマホに謎の通知がポンッと届き、
俺はそっと通知を無視するのであった。
世界は広い。
バカも多い。
でもたぶん、俺もどこかで誰かにそう思われてる。
だから今日も、平和だ。