人間関係。隣の人は何をする人ぞ。ある晩の話。。。 | humanskill-blogのブログ@

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自分探求のブログ

人間関係って難しいってよく言うけれど、

特に職場の人間関係はまさに地雷原。ほんの些細なことで火花が散り、

ちょっとしたミスが泥沼の戦争に発展することもある。

プライベートなら「なんか合わないな」と思ったらフェードアウトすればいい。

でも、職場ではそうはいかない。狭いオフィスでは、一度関係がこじれると修復は困難を極める。

 

そんな私でも、ご近所づきあいはわりとうまくいっている。

お隣さんとは適度な距離を保ちつつ、年に一度、犬を連れて旅行に行けばお土産を渡し、

向こうからも実家からの贈り物のお裾分けがある。

もう十年くらいの付き合いになるが、ご主人とは飲みに行く仲だ。

 

私が住んでいるのは、三世帯が横に並ぶ文化住宅。

玄関前には猫の額ほどの小さな庭があり、それぞれが好きなものを植えている。

うちの庭は花を中心に、隣は野菜。

そして、道路に面した一番端の家は、庭が少し広く倍くらいある。

 

数年前、その家のご主人が庭を異様に深く掘り返していた。

不動産屋が関与するような下水道工事なら業者がやるはず。

けれど、彼は誰の手も借りず、黙々と土を掘り続けていた。まるで宝探しか、何かを埋めるかのように……。

さすがに気になったが、「まあ、うちの庭じゃないし」と静観していた。

 

ところが、一週間後。

夜、うちの犬を散歩に連れ出そうと玄関を開けた瞬間、

パトカーが二台、家の前に止まっていた。

なに?

何かあったのか?

え? まさか……。

 

何を掘っていたのか、知らない方がよかったのかもしれない。