若かった頃のあなた、
経験を積んできた今のあなた、
例えるなら、どちらに幸せを感じますか・・・?
・大好きなケーキをたくさん食べること・・・?
・大好きな人のためにケーキを作ること・・・?
幸せには、二種類あると言われていますが、
・一つは、快楽追求型の幸福(hedonic well-being)
好きなことをして欲求を満足させている時、感じる幸せ、
・一つは、生きがい追求型の幸福(eudaimonic well-being)
向上心や目的意識を持って生きている自分に
生きがいを感じているときの幸せ、
ともに幸せには違いないが、
その幸せをDNAも認識している!!
本人も意識しないその差を
体は厳密に区別しているようです。
それはいったいどういう事なのか・・・?

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)と
米ノースカロライナ大学の共同研究グループは、
どちらの幸せを感じているかによって
活性化される遺伝子群に明確な違いがあることを、
7月29日発行の米科学誌(PNAS/電子版)に報告した。
研究論文を報告したUCLA医学部のSteven Cole氏は、
この両タイプは共に「うつ」傾向は低くく、
ストレスに関連する「CTRA遺伝子群」を見つけ出した。
この遺伝子群がストレスを受けると
・発現が増える炎症関連の遺伝子群と
・発現が減る抗ウイルス・免疫反応関連の遺伝子群から
なることを突き止めている。
今回は、その真逆とも言える幸せを感じたときに
発現が変化する遺伝子群を明らかにした。
Cole氏らは、
健康な大人80人を対象に、
感じている幸せのタイプを推定するための質問と
「うつ」傾向を調べるテストを行った。
その結果、
・快楽追求型の幸福を
より高く感じている人の方が多く、
・生きがい追求型の幸福度が
快楽追求型の幸福度を上回っていた人は22%にとどまった。
ただし、
生きがい追求型の幸福度が高い人は、
快楽追求型の幸福度も高かった。
また、どちらのタイプも幸福度の高い人ほど
「うつ」傾向が低かった、つまり、
幸せを感じているという点で両者に差はなかったことになる。

ところが、
被験者から採取した血液中のCTRA遺伝子を
年齢・人種・飲酒・喫煙歴などの影響を除外して調べたところ、
・快楽追求型の幸福度がより高い人では、
ストレスを感じたときと同じ傾向を示したのに対し、
・生きがい追求型の幸福度がより高い人では、
その逆の傾向を示した。
つまり快楽追求型はストレスと同じことになる・・・。
この他にも、
・ストレスや快楽追求型で発現が上昇して、
生きがい追求型で低下している炎症関連のCTRA遺伝子群は、
主に単球と樹状細胞から発現し、
・快楽追求型で低下して、生きがい追求型で上昇している
免疫関連のCTRA遺伝子は主にB細胞から発現していた。
つまり、
幸福のタイプによって発現量に差があったCTRA遺伝子群は、
ストレスを受けた場合と同じ細胞から発現している事が分かった。
・大好きな人のためにケーキを作る、(生きがい追求型)
・大好きなケーキをおなかいっぱい食べる、(快楽追求型)
本人にとってどちらも幸せなことに違いないが、
快楽追求型の幸せに対し細胞DNAや身体は、
ストレスを感じている時と同じ反応を示すという事です。
今後のあなたの生き方は、
快楽追求型、それとも、生きがい追求型?
いずれにせよ選び受け入れるのはあなた自身です。
哲学者アリストテレスが説く、
最高善こそが幸福(eudaimonia)である、という教えは、
人そのものである精神にも肉体にも正しかったようです。
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