学生時代に高校と中学の社会科の教員免許を取得するために、教育実習に行きました。

 

当初は大学の付属高校で実習する予定でした。

 

しかし、応募者超過のために出身高校で受けいれてもらうことになりました。

 

教育実習中の出来事は30年以上経過した今でも忘れていません。

 

そして、教える内容は違えど研修講師として活動している私にとっての基礎の一つであることに間違いありません。

 

実習に行くと、高校3年生の政治経済を担当することになりました。

 

大学受験を控えている大切な時期だったことも忘れられない理由の一つです。

 

指導教員がたまたま私が柔道部の主将をしていた時の顧問の先生でした。

 

そのため、楽しく厳しくご指導をいただきました。

 

特に驚いたのが授業を50分行うときに作成する指導案の作成方法でした。

 

大学の社会科教育法の講義の中で、一応指導案作成に関して合格点はもらっていました。

 

しかし、指導の現場で使われているものとは雲泥の差でした。

 

柔道部の顧問でおおざっぱな先生と思っていたのですが、先生の指導案はちみつに計算されていました。

 

指導案はもともと導入・展開・まとめの三部構成です。

 

先生の指導案には、どの箇所にも興味を惹きつける場所笑いを誘う場所が用意されていました。

 

恐らく先生ご自身のやり方だと思いますが、プロ意識の強さを学生ながら感じたことを思い出します。

 

しかし、このことが研修講師になった今でも大変役に立っています。

 

ちみつに計算はされているのに、それを感じさせることは一切ありませんでした。

 

私も自分の指導案作成に活用させてもらいました。

 

その時は当然上手くいくはずもありません。

 

しかし、50分という限られた時間にどれだけ生徒にその単元を伝えきるかを真剣勝負している先生の姿は忘れられません。

 

研修講師としては1日や2日と授業と比べると長い時間が用意されています。

 

受講者に飽きさせず、理解してもらうためにちみつに計算した研修を心がけなければと思いました。

 

今から、明日から担当する研修の予習と確認です。

落とし穴や笑いを誘う場など盛りだくさんです。