研修会社に研修講師として勤務していた時、あまり難しいことを考えず会社の作成した講師マニュアル通りに研修を進めていれば問題ありませんでした。
しかし、問題ないというのは、受講者側の考えではなくあくまでも研修会社側の考えでした。
起業するまでの9年間お世話になった研修会社でしたが、6年目を過ぎたあたりから様々な疑問が出てきました。
しかし、当時は研修講師といえサラリーマンです。
決められた枠の中で仕事をしていれば評価されます。
裏を返せば決められた枠を超えたり、はみ出すのはご法度です。
当時勤務していた研修会社は、人のやる気を引き出すという点に関してある面では日本一の手法を駆使していました。
詳細の記述は避けますが、短期間でやる気のない人をやる気にすることが出来ました。
今でもある面では凄いと感じています。
ただし、それを研修講師として実施する側からすると無理のあるものでした。
一言で言うならば、
強制的
高圧的
威圧的
という表現が適切。
イメージですが
研修講師「やるのか、どうするんだ」
受講者 「やります!」
こんな感じです。
有無もなくなんです。
疑問が出てきたのはこの後のことなんです。
その場の雰囲気や勢いで「やります!」と言うものの何をやるのか、どこに向かうのかが不明瞭・不明確なんです。
やる気になる=意識を変えるということはクリアしています。
しかし、何をどうするのかが欠落しています。
これでは3日坊主になってしまいます。
つまり、長続きしません。
やる気を引き出すことが出来るだけではダメなんです。
自分なりに仮説を立てたり、研究者の論文を読んだりして研修の中で実践してみました。
何かが抜けていました。
答えが見えた時、サラリーマンの限界も感じて独立起業しました。
答えを行動科学と交流分析の中に見出すことが出来ました。
やはり、
強制的
高圧的
威圧的
ではダメ。
受講者軸の視点で研修プログラムそのものから組み立てなければならないことに気が付きました。
独立して18年経過しましたが、研修講師としての学びに終わりはありません。
自分軸ではなく、相手軸を忘れてはいけません。
