研修会社を運営していると、様々なご要望をいただきます。
ほとんどの場合、その会社の人材育成を真剣に考えている経営者や人事担当部署からのご依頼です。
しかし、なかには驚くような理由で研修のオファーが入ることがあります。
過去一番驚いたのは、「今年度の予算が余ったから研修をお願いします」というもの。
規模がある程度の企業になると経費の年間予算を計画しています。
社内教育委員会が存在している企業もあります。
たいていの場合、年間で研修の予算が組まれています。
もちろん、予備費が用意されている会社もあります。
研修会社としては、研修のご依頼が入ること自体はとても有り難いことです。
しかし、実施担当部署のやる気の有無は気になるところです。
今回の研修はまさに予算が残っていて仕方なく社員研修を行うパターンでした。
お客様先の応接室で詳細を伺いました。
通常は、この場でご要望事項をいただき研修プログラムの作成に入ります。
しかし、今回は「一番強化した方が良いと思うところをお願いします」とのこと。
新入社員研修から役員クラスの研修まで担当している会社様なので、事情はよく分かっていました。
信頼していただいてるのは大変有難いことです。
しかし、外部の研修会社に社内の人材育成を丸投げです。
しかも、予算が残っているから研修を行うという目的がずれていました。
よく言われるお役所的な仕事でした。
ちなみに、私は国の機関の会計部署で4年間仕事をした経験があります。
そこでは毎年3月になると年初に予算化され執行されていない予算を1円まで余すことなく使い切っていました。
ピークになると、出入り業者が見積書を持ってカウンター越しに陣取ります。
各科目ごとに金額を調整して随意契約を締結していました。
まるで、今回はその時の様な光景に映りました。
