人間には表と裏があるとよく言われます。

 

言い換えると、表の顔と裏の顔ということになります。

 

テレビや新聞で社会的地位の高い人が法律を犯して逮捕されたというニュースを時々目にします。

 

小学校の校長先生や警察の警部や警視といった階級の方が、飲酒運転で検挙されたニュースが流れます。

 

「またか」と思うと同時に「人生を棒に振ったな」とも感じます。

 

研修講師をしていると、多くの企業の経営者とお会いすることがあります。

 

経営者にしてみれば、講師は自社の人材育成を任せる重要な人なのでとても大切に扱っていただきます。

 

社長室や応接室でお話をする時は、社内の秘書の方や総務部長などが同席します。

 

そのため表面上の話で終わることがほとんどです。

 

問題はその後です。

 

「では、ちょっと一杯」とお酒が入る場面になると、表情ばかりか本音がいろいろと聞こえてきます。

 

それでも、あまり一線を越えずに脱線しない経営者もいれば、別人格が顔を見せる経営者もいたりします。

 

従業員が1万人近い経営者の方がおりました。

 

社内で人材育成に関する話の場面ではとてもクールでした。

 

人材育成部門の責任者にも厳しく接していましたし、研修講師にも手厳しい質問が次々と飛んできました。

 

効果がないことや無駄なことは一切行わないことも伝わってきました。

 

ある時、泊りでゴルフに行くことになりました。

 

社内の手違いがあり、経営者と人材育成部門の役員と課長と私の4人で一つの部屋に泊まることなりました。

 

正直「地獄の始まりか」と思いました。

 

しかし、違ったんです。

 

お酒も進み、仕事からゴルフの話になると「とてもいい人」だったんです。

 

スコアは経営者と役員が同じハイレベル。

 

課長と私が初心者レベルでした。

 

懇切丁寧にご指導をいただきました。

 

翌日のグリーン上でも仕事の時に見る顔とは別人でした。

 

人は見かけによらないものだと改めて思いました。

 

人間としての厚みも感じました。

 

大切なことは、オンとオフの切り替えがきちんとできることなんです。

 

ゴルフに行くたびにご指導をいただきました。

 

有難いことです。